久々の連載復活!Exadataの導入について

とある大企業様のシステム運用を担当している現場リーダーのExadataに関する記事を2018/3に掲載していましたが、今回、続編が出ました!

色々とOracle Cloudだったり、資格取得だったり、話が飛んでいますが、右側のカテゴリーから見ていただくとすっきりすると思います。


実際、Exadataを導入するにあたって
全体像や注意すべき点などが経験を元にまとめられていますので
是非参考にして頂けると幸いです。

尚、ちょこっと宣伝ですが、Exadataの導入は弊社の得意分野でもありますので、自社で導入が難しい。。。という会社様はお気軽にご連絡くださいませ。
経験豊富なメンバが揃っています!(ちなみに弊社に古いExadataもあります笑)

それでは、今回から3回に分けて掲載していきますね。

Exadataを導入するには

前回、Exadataの簡単紹介をさせて頂きました。
今回は、Exadataを導入する際に考慮すべき点を、フェーズごとに紹介させて頂きます。

まず、フェーズと全体の流れは以下の通りとなります。

———————————————— 1/3(今回の記事)
■要件定義(お客様/ベンダー作業)

■基本設計(お客様/ベンダー作業)
———————————————— 2/3

■詳細設計(お客様/ベンダー作業)
———————————————— 3/3

■搬入(Oracle社作業)
■初期構築(Oracle社作業)
■構築(お客様/ベンダー作業)

それでは、これらのフェーズのなかでExadataで考慮すべき点について紹介させて頂きます。

要件定義(お客様/ベンダー作業)

要件定義中、基盤として求められる非機能要件を中心に検討を進めていきます。
一般的なSLAの各項目を基に、お客様の非機能要求をヒアリングしながら
先ずはExadataの機能による実現可否を図っていきます。

Fit&Gapを行い、基盤に対するExadata機能の期待値を相互で合意していきます。
各ベンダーSLAを基に、非機能要件の項目をExadata用にカスタマイズしているケースが多いです。

よく、Exadataの監視において、Enterprise Manager Cloud Control (EMCC)の考慮が漏れがちなのですが、ほぼ必須の構成となりますので、この時点でご留意頂くと良いです。

基本設計(お客様/ベンダー作業)

前回の記事で、Exadataの紹介をさせて頂きましたが、おさらいとしてExadataのコンポーネントを記載します。

– DBサーバ
– ストレージサーバ
– Inifinibandスイッチ
– Cisco社スイッチ(CatalystまたはNexus)
– PDU

名前を見ればある程度どのようなものは想像つくとは思いますが、PDUだけよくわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

分かりやすく説明すると、巨大な電源コンセントです。
ExadataのラックにはPDUが2台搭載されていて、1台の電源が落ちた時も運用が続けられるように冗長化されています。
以下のようなイメージです。

画像引用元

コンポーネントを理解して頂いた上で、Exadataモデルの選定を行います。

Fullラック/Halfラック/Quarterラック/Eighthラックのいずれかから、お客様のシステムの規模に応じて、決定して頂くと思いますが1点補足させて頂きます。

QuarterとEighthラックはサーバ構成の数は同じですが、ディスクサイズ/コア数などQuarterの半分になります。
また、以前Exadata紹介で説明しましたエラスティック構成で必要な台数分のスケールアウトを行うには、EighthラックをQuarterラックにスケールアップした状態にしておく必要があります。
Eighthラックのサーバスペックの状態で、Quarterラックにはスケールアップ出来ないという点をご理解頂きたいと思います。

Exadataモデルの選定を行いベンダーへ発注を行ったら、ベンダーとExadataの設置・設定に伴う各種やり取りを実施します。

ここでは、サーバ設置場所・ネットワーク・電力・耐荷重等の環境要件を確認する必要があるため、ネットワーク担当やデータセンター担当と適宜確認をしてください。

環境要件についての詳細は、Exadataマニュアルをご参照ください。

また、後行程でExadata設置に際しExadataの初期構築作業がありますが、この工程では事前設定通りにすべてのストレージをASMディスクグループとして割り当てるため、初期構築作業の後にディスクの切り直しを行いサイズを指定する必要があります。

ちなみに、切り直しの際に全量を割り当てる必要はなく、余力を残して運用フェーズにて残りを割り当てることも可能です。

次回予告

ここまでで1/3は終わりです。
こんな風になってるんだ、このタイミングでここを決めるんだ、等、理解いただけたのではないでしょうか?

———————————————— 1/3(今回の記事)
■要件定義(お客様/ベンダー作業)
■基本設計(お客様/ベンダー作業)
———————————————— 2/3
■詳細設計(お客様/ベンダー作業)
———————————————— 3/3
■搬入(Oracle社作業)
■初期構築(Oracle社作業)
■構築(お客様/ベンダー作業)

次回は2/3を記載していきます。
お楽しみに。

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技術チーム
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