はじめに

みなさん、こんにちは。
Dbvisit Standby製品チームです。

2021年7月14日に Dbvisit Standby 新バージョン10.1.0
リリースされましたので、変更点をご紹介します。
日本の正式リリースは8月を予定しております。

Dbvisit Standbyはプライマリサーバーからスタンバイサーバーに
アーカイブログを転送・適用をしてデータ同期をすることができる、
Oracle Database Standard Edition 向けの災害対策ソフトウェアです。

以下特設ページにて詳細な製品説明をさせて頂いておりますので、是非ご覧ください。
Dbvisit Standby 特設ページはこちら💻

以下の記事もぜひ合わせてご覧ください。
過去のDbvisit Standby (Ver10.0.0)の新機能についての記事はこちら💻

Dbvisit Standbyの取り扱い開始以来、多くのお客様よりお問い合わせを頂いております‼
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください📭

Ver.10.1.0の変更点は・・・?

今回は、前バージョンからのマイナーバージョンアップということで
大きな変更点はありませんが、10.1.0 では主に以下の機能の強化が実施されました。

バージョン 10.0.0 より標準機能となった スナップショット や、マルチテナントについて
機能拡張や修正が行われております。

以下、それぞれご紹介します。

詳しく見てみよう!!

 スナップショット 機能の強化

  • スタンバイサーバーにスナップショットが存在する場合のDRテスト機能が最適化されました。
  • レプリカ・スナップショット作成とDRテストの連携が強化されました。
  • スナップショット機能の処理が最適化されました。

バージョン10.0.0で標準機能となった、スナップショットに関係する機能の改善と最適化がされました。
また、DRテスト機能との連携が強化されています。

標準機能となったスナップショットが、パワーアップしたよ!

 

 

 

各種コンポーネントの強化

  • dbvnetのメモリが最適化されました。
  • SSL証明書が更新されました。
  • dbvnetが環境変数を準拠するように変更されました。
  • dbvserverのアカウント情報が暗号化され保存されるようになりました。
  • 管理コンソールの「Databaseの処理」のサーバーリソースが最適化されました。

Dbvisit Standbyを構成しているコンポーネントにも、いくつか修正が入りました。
主にセキュリティの強化や処理の最適化になります。

上記修正は 10.0.0 で確認した不具合に対するものも含まれており、
迅速な修正が行われていることが分かります。

セキュリティも安心!
修正が早いから安心して使えるね!!

 

 

 

マルチテナントの機能強化

  • プライマリサーバーとスタンバイサーバーのPDBの名称が異なる場合でも自動で同期できるようになりました。
  • PDBのエクスポートが、DDCファイル内の DMN_DBVISIT_TIMEOUT パラメータの影響を受けなくなりました。
  • PDBデータファイルがアーカイブログと並行してスタンバイサーバーに同期されるようになりました。
  • PDBが構成されている環境において、スイッチオーバー中の一時ファイル処理が改善されました。
  • PDBが同期されていない環境おいても状態検知が可能になり、問題解決のための情報が提供されるようになりました。
  • OMFを使用していない環境でのPDB処理が改善されました。
  • CLOSED状態のPDBでスイッチオーバーを行った際の、フィードバックが改善されました。
  • マルチスレッドでセットアップした際の、PDBの状態情報が改善しました。

Oracle Database 20cから、nonCDB構成(マルチテナントではない構成)がサポートされなくなることに伴い
PDBに関わる機能の変更が最も多くなりました。

不具合の修正や最適化だけでなく、PDBデータファイルの同期が アーカイブログ から
切り離されるようになったことは、大きな変更点になります。

マルチテナント機能もバッチリ!!

 

 

その他の機能強化

  • 高速リカバリ領域を使用してのDRテスト自動処理が改善されました。
  • 通常のリストアで、スイッチオーバーの事前チェックが失敗しなくなりました。
  • 日本語の各種用語が改善されました。
  • 使用済みのCSDのバックアップ/ログファイルが、削除されるようになりました。ディスクリソースの管理が大幅に改善されます。
  • ASMを導入した環境において、DRテストからの復帰に関する問題からの自動解決の精度が改善しました。

多くが不具合修正です。
いままで手動での削除となっていた、CSDと アーカイブログ のバックアップファイルが
削除されるようになったことは、注目のポイントです。

いままでの機能も着実に強化されているね!!

 

 

 

 

変更点に関する詳細はメーカーのウェブサイトをご確認ください。

今後も検証した内容などを記事にしていく予定ですので、ぜひお楽しみに!!

最後に

当社 Dbvisit Standby製品チームでは最新バージョン(Ver.10)での社内検証も実施済みです!
最新バージョンの構築についてもお任せ下さい。

今後も Dbvisit Standbyの最新情報をお届けしてまいりますので、
当ブログ 「DBひとりでできるもん」を宜しくお願い致します。

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ここまでご覧頂き、ありがとうございました😆