Dbvisit Standby

はじめに

みなさん、こんにちは。
Dbvisit Standby製品チームです。

Dbvisit Standbyはプライマリサーバーからスタンバイサーバーにアーカイブログを転送・適用をしてデータ同期をすることができる
Oracle Database Standard Edition と Microsoft SQL Server向けの災害対策ソフトウェアです。

以下特設ページにて詳細な製品説明をさせて頂いておりますので、是非ご覧ください。
Dbvisit Standby 特設ページはこちら💻

Dbvisit Standbyの取り扱い開始以来、多くのお客様よりお問い合わせを頂いております‼
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください📭

Dbvisit StandbyとHAクラスタ構成

HAクラスタ構成とは

Oracle Database 19c SE-RAC構成が廃止になって以来、Oracle Standard Edition において可用性を高めるために、HAクラスタ構成が採用されるケースが増えています。

HAクラスタ構成とは、サーバーを稼働系サーバー(本番)・待機系サーバー(DR)の複数台構成にして冗長化させた構成のことです。

例として、下図のOracle SEHAクラスタ構成をご覧ください。
上図の構成では、通常は稼働系サーバー(本番)でDBインスタンスが起動していますが、万が一稼働系サーバー(本番)に障害が発生した場合には、自動的に待機系サーバー(DR)でDBインスタンスを起動し、待機系サーバー(DR)を本番サーバーに切り替えて利用します。

そのため、サーバー障害発生後も最小限のダウンタイムでシステムを継続することができます。
HAクラスタ構成において、サーバーの死活監視や、切り替えを行うソフトウェアはクラスタウェアと呼ばれます。

上図の構成では、Oracle Grid Infrastructure をクラスタウェアとして使用しています。

Dbvisit StandbyとHAクラスタ構成を組み合わせる理由

上述のようにOracle SEHAクラスタ構成は高い可用性を担保してくれますが、さらに高い可用性を要する(停止してはいけない)システムにおいては、HAクラスタ構成だけでは不十分です。
なぜなら、クラスタ構成には複数サーバーが1つの共有ディスクを参照しているという弱点があるからです。

HAクラスタ構成では、データセンターの障害や人的なミスにより、共有ディスクのデータが破損してしまった場合、復旧にかなりの時間がかかる可能性があります。

そのため、より高水準の可用性要件を満たすには、万が一の共有ディスク障害に備え、いつでも本番として稼働できるスタンバイデータベースを、HAクラスタ構成とは別に用意する必要があります。

上図は、Dbvisit StandbyとOracle SEHAクラスタ構成を組み合わせた構成例です。

この構成では、万が一HAクラスタ側に障害が発生したとしても、本番データを持つスタンバイDBをオープンし、切り替えて使うことができます。
また、Dbvisit Standbyは稼働系サーバー(本番)と待機系サーバー(DR)のどちらのサーバーでDBインスタンスが稼働していても、プライマリサーバーとスタンバイサーバーとの同期を継続することができます。

このように、HAクラスタ構成をさらに障害に強くするために
Dbvisit StandbyHAクラスタ構成を組み合わせることをお勧めします。

サードパーティ製クラスタウェア × Dbvisit Standby

Oracle社の Oracle Grid Infrastructure を利用したOracle SEHAクラスタ構成だけでなく、サイオステクノロジー社 LifeKeeper や、NEC社の CLUSTERPRO といったサードパーティ製のクラスタウェアを利用したクラスタ構成にも Dbvisit Standbyを導入することができます。

また、最近ではスタンバイサーバーにクラウド上のサーバーを採用するお客様も増えています。

当社は、多くのお客様の
様々な環境・構成にDbvisit Standbyを導入してきました。
お客様の環境・構成・ご要望に合わせて最適な災害対策構成をご提案いたしますので、是非お
気軽にお問い合わせください。

最後に

Dbvisit Standbyの機能や利用方法・導入・費用について、より詳しい説明をご希望の方は、
どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせ下さい🤵

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社内に保守体制もあり、Dbvisit Standbyに精通した専門の技術者がお答えします。
この環境・構成でも問題なく利用できるか』など是非お気軽にお問合せ下さい。

最近、Standby Expressをご利用中のお客様から特に多くお問合せを頂くようになりました。
Standby Expressのサポートは2023/12/31に終了します。
Oracle SEのDR製品として、同等以上の機能を備えたDbvisit Standbyへの乗り換えももちろん可能ですので、Standby Expressをご利用中で、次の製品について検討中のお客様がいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせください。

ここまでご覧頂き、ありがとうございました😆

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