今回は
みなさん、こんにちはMaxGaugeを販売しております日本エクセムの製品担当です。
今回はMaxGaugeのレポート機能について紹介します。
データベースのリソース使用状況を効率的に把握するためには、定期的なレポートの確認が重要です。
レポートは日次、週次、月次、さらには長期単位で出力し、それらを詳細に分析することでデータベースの運用効率を向上させることができます。
分析結果を基に、将来のキャパシティプランを計画することも可能です。
長期的な視点で、徐々に遅くなるSQLやブロック数が増加しているSQLを特定し、事前に対策を講じることで、予期せぬパフォーマンス低下を防ぐことができます。
このようなレポートの出力・分析による対応は、データベースの安定性とパフォーマンスを維持するために必要と考えております。
レポート
MaxGaugeはレポートテンプレートを使用して、さまざまな種類のレポートを出力することができます。
レポートテンプレートは、出力したいレポートの内容に合わせて選択します。
以下に、出力可能なレポートの種類について説明します。
日次レポート
日次レポートは特定の日を指定して1日分のデータをレポート出力します。
出力するレポートの項目はOSメトリック、DBメトリックなど約4000種類のメトリックの中から選択することが可能です。
- レポート出力対象の日付を選択します
- レポートに出力したいメトリックを選択します、選択するメトリック数に制限はありません
- レポートに出力するSQLランキングの種類と出力する件数などを指定します
- レポートは「Microsoft Excel」もしくは「HTML」で出力することができます
- レポート出力例
長期レポート
長期レポートはレポートの出力対象期間を指定して出力します。
他の指定方法は日次レポートと同様でメトリック(性能推移分析)とSQLランキング(上位N分析)を指定してレポートを出力します。
- レポート出力対象の開始日と終了日を指定します
- レポートに出力したいメトリックを選択します、選択するメトリック数に制限はありません
- レポートに出力するSQLランキングの種類と出力する件数などを指定します
- レポートは「Microsoft Excel」もしくは「HTML」で出力することができます
- レポート出力例
日次レポートと週次レポートではメトリックの平均値、最大値の集計期間が異なります。
日次レポートは「時間毎集計」で週次レポートは「日毎集計」になります。
ホットスポットレポート
ホットスポットレポートは指定日で閾値を超えた時間帯の詳細情報を出力するレポートです。
閾値を超えた時間帯でのデータベースのリソース状況やCPUを利用していた上位SQL、待機イベントなどの情報がレポートされます。
- レポート出力対象の日を指定します
- レポート出力対象の閾値を設定します
- レポートは「Microsoft Excel」もしくは「HTML」で出力することができます
- レポート出力例
表領域レポート
表領域レポートは監視対象のデータベースよりMaxGaugeが取得した表領域の使用率をレポートに出力します。
- レポート出力例
カスタムレポート
MaxGaugeが収集したメトリックなどのデータはリポジトリDBに保存されます。
この保存されたデータを活用し、お客様が運用しているデータベースの特性に特化したカスタムレポートを作成しています。
カスタムレポートは対象のデータベースを診断し、その稼働特性を分析します。
分析結果に基づき、注視すべきメトリックを選定し、カスタムレポートとして定期的に出力しています。
また、カスタムレポートには過去のデータの推移から数年先の推移を予測する機能も備わっています。
※カスタムレポートは個別で作成した専用のスクリプトなどでレポートを作成します。
- レポート出力例(Oracle RAC 2ノード構成)
最後に
今回はMaxGaugeのレポート機能について紹介しました。
MaxGaugeのレポート機能でデータベースの運用に必要なレポートを作成することができます。
出力したレポートを長期的に分析することで短期間では発見できないシステムの変化などを発見することができるので、
定期的なレポートの出力と分析を実施することは、安定した運用には欠かせない取り組みと考えております。
データベースの運用を効率化し、高度化したいとお考えでしたら、レポートの活用をおすすめします。
いかがでしたでしょうか?
日本エクセム様によるMaxGauge記事ですが、今回で最後の連載となります😢
今までご覧いただきありがとうございました!
引き続き、DBひとりでできるもんをよろしくお願いいたします。
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