前回のおさらい
前回はゾンビではない通常の状態でのインスタンス削除の仕方を説明しましたねっ。
オーケストレーションを確認し、いつものハンバーガーアイコンから削除。
しかし、今回、削除する2つのインスタンスは何故かゾンビ状態で残っています。
このインスタンスは、実態がどこにもなくて、削除できない状態となっています。
どうやってこの状態を作ったのかプラチナホルダー「h-nagasawa」もきっと忘れていることでしょう(笑)
んー、謎ですね、さすがプラチナホルダー、テクニカルすぎます。
一つ一つ皆さんと一緒にひもといていきたいと思いますっ。
ドキドキ、どんなトラップに出会うことやら。
今回も火消し担当「k-egawa」こと江川と、一晩で1万円クラウド課金してしまう「山本」のタッグで解決していきます!(なんだかシリーズ化してきた汗)
まずは状況を確認
Oracle Cloudにサインイン後のCompute Classicの画面です。
もれなく「エラー」になっているものが2つありますね。
通常、Compute Classic上へインスタンスを作成すると、ストレージ(DISK)とオーケストレーション(管理ファイル)が作られるのですが、この2つはどうなっているのか、確認していきましょう!
「Microsoft_Windows_Server_2012_hnagasaw」ゾンビインスタンスをクリックして、まずは「オーケストレーション名」を確認。
この名前を次のストレージタブやオーケストレーションタブで確認する為に、まず行う作業です。
うん、確認できました。
では、ストレージタブ確認を。
「Microsoft_Windows_Server_2012_hnagasaw」がいないっTT
よく見ると私、山本が作成したhitoridedekirumonが同時多発しているではあーりませんかぁ。
次にオーケストレーションタブ確認も行います。
勿論、いないですよね。
オーケストレーションがないため、インスタンスの削除が行えませんっ。エーンTT
こんな時はどうする?
プランBを登場させる?
ここからかなりディープな話に入っていきます。
入り口は自動ドア、入ったらミラーハウス。
「REST API」を使って削除コマンド発行!
こんな状態の時は、Oracle Cloudで提供されている「REST API」を使って削除コマンド発行します。
Linux環境からコマンドを実行。
もしくは、Windows環境の場合は、Power ShellをDownloadして実施可能。
Linux環境の方が楽に作業ができるため、「ひとりでできるもん環境」を使わせてもらいます!
ではでは、削除作業をはじめていきましょう
削除には「IaaS rest APIのエンドポイントとインスタンス名」が必要なので、それぞれ確認していきましょう。
「Compute Classic」画面から「エンドポイント」を確認。
次に「インスタンス名」を確認。まずは1つ目から。
そして2つ目。
名前は確認できたものの、それぞれ微妙に名前が違う(汗)
XXXX/Microsoft_Windows_Server_2012_hnagasaw/0f6ee57d-709a-474c-a90f-38c936de6a9d
XXXX/Microsoft_Windows_Server_2012_hnagasaw/f939fdac-0b32-4114-8f91-12d74762f863
とりあえずは名前の確認はできましたね。
ではログインして削除していきましょう!
ログインしました。
確認した情報を元に削除していきますね。
エラーが。。。TT
Compute Classicの画面から確認しても
まだ残ってるーーーーーーーーーー。
んー。
エラーがでたので、マニュアルを読んでみると、Authenticateの設定をしろと書いてある@@
よしっ、実行!
エラー!
コマンドはあっているはずなのに、なんでー。
どーしよー。んー。
「DBひとりでできるもん」というビジネスブログなので、一人で色々設定見直すもん。
あーーーーーーーーーー!
アイデンティティドメイン名とアイデンティティドメインIDが異なっている!
従来は、アイデンティティドメイン名とアイデンティティドメインIDは同じ値ですが、ここでは異なっているっ!
・
・
考え中・・・
・
・
そういえば、以前、別のプラチナホルダー(まだ本ビジネスブログには未登場の「k-hamabe」という新キャラ)が元に戻せないと言っていた気が!笑
彼
は
「sts1」
を
「sts12」という名前に
か え て い た!
そりゃ私じゃどうにもならない、プラチナ浜辺 + プラチナ長沢(あ、両方とも名前出ちゃった笑)の悪の産物を、課金し放題の山本が削除できないはずだぁ。
ここは火消し担当プラチナ江川の手腕で!
しかしみんな、検証環境で遊んでるんだなぁ。
ちなみにk-hamabeこと浜辺はポッと出キャラではなく、こちらも各所で講演したり色んなプロジェクトを対応するプラチナホルダーのリーダーです!
色々ネタ切れなので連載担当になってもらおうかなぁ。
ということで!原因も発覚し、異なっていたアイデンティティドメイン名とアイデンティティドメインIDを修正して再実行。
うん、うまくいきましたー。にこにこ。
いたるところに身内の(しかもプラチナホルダーの)トラップがあってビックリです。
鍵の設定はできたので気を取り直して、削除っと!
コマンドは成功したみたいです(^^♪
元々の画面をリフレッシュして。。。
無事に削除できましたー!わーい(*´▽`*)
原因究明&解決まで導いた江川、ナイスです!
さすが、私の課金し放題インスタンスを勝手に削除してくれただけあるっ。
今回のまとめ
【犯人1】ゾンビインスタンスを作成した人 → 長沢
【犯人2】ゾンビインスタンス削除を複雑化させた人 → 浜辺
【被害者1 + 第一発見者】削除できず、課金し続けている人 → 山本
【被害者2】勤務中に常に山本からOracle Cloudの技術的質問責めにあった人 → 小酒井
【探偵】ゾンビインスタンスを削除した人 → 江川
それにしても、これだけプラチナホルダーがかかわっていたとは。。。
ちなみにいつもの【連絡】Oracle Cloudつかってみました の執筆者の小酒井もプラチナです。
こんな感じでいつもフロアであーだこーだ言いながら技術技術しています。
他にもトラップない?よねっ?
んー、とりあえず疲れましたぁ。
まだまだOracle Cloudは手探りですが、こうして常にみんなで検証していますので、どうぞ当社に安心してお仕事をお任せ下さいませ。