「心臓外科医の術式」執筆にあたり
みなさん、こんにちは!
たろーちゃんです。
このたび、「心臓外科医の術式」シリーズを執筆させて頂くことになりました。
このカテゴリでは、私の実体験をもとに Oracle Database にまつわる様々な出来事を分かりやすく解説していきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
たろーちゃんは、最高峰の資格「LPIC 304 Virtualization & High Availability」や、「Oracle Master Platinum 12c」を取得しているスーパービジネスマンです。by マーケティングチーム
データベースは「心臓」
さて、みなさん。
「コンピュータシステム」は色んなサーバや機器で構成されていますよね。
例をあげると、
●WEBサーバ
●アプリケーションサーバ
●データベースサーバ
●バッチサーバ
●ネットワーク機器
●負荷分散装置
●ファイアウォール
などなど、様々です。
(他にも、もっとたくさんあるでしょう。)
「コンピュータシステム」はこれらの集まりで出来ています。
ここで、
「コンピュータシステム」を「人体」に例えた場合、
データベースはどの臓器に当たると思いますか?
「指令を出す脳だよ」とお答えになる方もいると思いますし、
「息ができないと困るから肺だよ」、「体に必要な栄養分を採らないといけないから胃腸だよ」とお答えになる方もいると思います。
みなさん、それぞれのお考えがあって導かれたのだから、それが正解です。
ただ、私自身は『データベースは心臓』だと思っています。
データベースは、システム内のあらゆる箇所にデータ(血液)を送り出す役目があります。
「システム」が活発に活動すればするほど、短時間にたくさんのデータ(血液)を循環させなければなりません。
みなさん、走ったときにどうなりますか?
呼吸が早くなり、心臓の鼓動も早くなりますよね。
システムも一緒です。
たくさんの処理(仕事)をするには、たくさんのパワーが必要になります。
処理(仕事)するにはデータ(血液)が必要ですよね?
であれば、心臓はタフでなければなりません。
そんなデータベースが停まればどうなるでしょうか?
そのシステムは勿論、死にます。
血液が流れなくなるので、当然です。
そんな大切な心臓に、我々データベース管理者(以下、DBA)は日々触れています。
だから私は、自分のことを「心臓外科医」だと思っています。
最高のパフォーマンスを発揮するために、タフな心臓を作らなければならない。
動いている心臓のトラブルを早期に取り除かねばならない。
事故で大量出血したら、早期に輸血(バックアップからのリストア&リカバリ)しなければならない。
当カテゴリの名前「心臓外科医の術式」は、そんな思いから名付けました。
DBAって孤独です。
システム停止したときの恐怖は尋常ではありません。
死んでいるのですから、すぐに蘇生(復旧)しなければならない。
あの恐怖は、経験した人にしか分からないと思います。
そんな孤独なDBAの想いをみなさんと共有したく、当カテゴリを執筆することに致しました。
私が経験した出来事を一人でも多くの方に共有することで、
DBAの気持ちをお届け出来たらいいな!と思っております。
次回予告
次回は、たろーちゃんが経験したSQL簡易パフォーマンス診断に関して、お話ししていきます。
お楽しみに!
たろーちゃん、パッションがいっぱいですね! by マーケティングチーム