はじめに
みなさん、こんにちは😀 Dbvisit Standby製品チームです。
今日は Dbvisit Standbyのver9.0から登場した機能である
Auto Failover
についてご紹介させて頂きたいと思います。
当社のDbvisit Standby製品紹介ページの「Dbvisit Standbyの基本比較」でも記載されております、
Auto Failoverについて詳細をお伝えさせて頂ければと思います。
よろしくお願いします!😀
Auto Failover機能の概要
まずDbvisit StandbyにおけるAuto Failover機能の概要についてですが
「Oracle Database」・「OS/Network/Disk」等の監視を行い、
障害発生時には文字通り、自動的に待機ノードへ切替えを行ってくれるという便利な機能になります。
Auto FailoverはDbvisit Standbyの標準機能であるため追加コストは不要です。
Auto Failover機能を使用するためには、基本のコンポーネントに加えて
「DbvObserver」という専用のコンポーネントをインストールする必要があります。
DbvObserverについては本ページで詳しく紹介していきます。
※DbvObserver以外のDbvisit Standbyの基本のアーキテクチャについては
「【入門編】Dbvisit Standby 製品紹介 + アーキテクチャについて」をご参照ください。
Auto Failover機能の利用に追加費用はかからないんですね~!
DbvObserverについて
では、「DbvObserver」について説明します。
DbvObserverは下の画像のように、
● 各DBサーバ上のDbvagentとの通信
● WEB管理コンソールを担うDbvserverとの通信
を行うことでサーバの状態を監視し、異常検知時に自動でフェイルオーバーを実行するための
コンポーネントになります。
下記のDbvObserverのインストール要件についても併せてご確認ください。
● Dbvisit Standbyのバージョンが9.0.02 以降であること。
● DbvObserverのインストールするサーバのOSは以下のいずれかであること。
・・Oracle Linux 6 以降
・・Red Hat Linux 6 以降
・・Windows Server 2008 以降(64ビット)
※注意
SolarisまたはAIXで実行されている構成を監視できないという意味ではなく、
DbvObserverコンポーネントのインストール先は上記のサポートされているOSである必要が
ありますが、DBサーバ自体は、Dbvisit StandbyでサポートされているどのOSでも実行できます。
DbvObserverのインストール先のOSには注意が必要ですね。
推奨構成
DbvObserverをインストールする場合の推奨構成について説明します。
● DBサーバ以外のサーバを用意できる場合
最も推奨している構成はDBサーバ以外のサーバ(WebサーバやAPサーバ等)に
DbvObserverをインストールして、DBサーバ以外から監視する構成です。
ただ、お客様によってはDBサーバ以外にはインストールできないケースもあるかと思います。
その場合のおすすめ構成は以下になります。
● DBサーバ以外のサーバを用意できない場合
それぞれのDBサーバ(ノード1:プライマリ環境/ノード2:スタンバイ環境)に
DbvObserverをインストールし、スタンバイ環境側のDbvObserverを使用して監視する構成です。
プライマリ環境側のDbvObserverはスイッチオーバーやフェイルオーバーで
切り替わった際に利用します。
DBサーバ上にインストールする構成も可能なんですね~
Auto Failover機能利用時の注意点
● 再起動を伴うDBサーバのメンテナンス時はDbvObserverを停止する必要が有ります。
※停止しないと自動でフェイルオーバーが行われるためとなります。
● フェイルオーバー後、元の構成(node1:プライマリ、node2:スタンバイ)に戻す場合は
初期同期 ⇒ スイッチオーバー が必要になります。
※手動フェイルオーバーの際も同様です。
※機能として3rdパーティ製品と異なりますが、実運用として
実際にフェイルオーバーが起きることは稀なことかと思います。
● Auto Failover後は、DbvObserverからのDBの監視がはずれるため、
再度WEB管理コンソール上から設定を行う必要が有ります。
元の構成(node1:プライマリ、node2:スタンバイ)に戻す場合は
初期同期 ⇒ スイッチオーバー ⇒ 監視の再設定 の順番で実施してください。
※監視の設定自体はWEB管理コンソール上で簡単にできます。
最後に
Dbvisit Standbyの機能や利用方法・導入・費用について、より詳しい説明をご希望の方は、
どんな些細なことでもお気軽にお問合せ下さい🤵
社内に保守体制もあり、Dbvisit Standbyに精通した専門の技術者がお答えします。
『この環境・構成でも問題なく利用できるか』など是非お気軽にお問合せ下さい。
ここまでご覧頂き、ありがとうございました😆