目次
はじめに
みなさん、こんにちは。
Oracle APEX 技術チームです。
今回から Oracle APEX の機能や Oracle APEX を使用した実際のアプリケーションについて紹介致します!
今回は簡単な製品説明と開発手順です。
宜しくお願いします
APEXとは?
みなさんAPEXはご存じですか?
Oracle APEX (Oracle Application Express。以下APEX)とは、
データベース上で動作するWebアプリケーションフレームワーク です。
Oracle Database の標準機能の一部で、 Oracle Database のライセンスがあれば利用可能です。
また、開発も一般の Webアプリケーション とは異なり、 ノンコーディング で開発することが可能です。
Webアプリケーション の開発環境の構築も容易で、開発にかかる費用・期間を少なくすることが可能です。
開発のためにクライアント側に コーディング するためのソフト などをインストールする必要がなく、
ブラウザを使用することでアプリケーションの開発を始めることが可能です。
APEXは業務データの収集/蓄積/分析に向いており、一般的にはドキュメントベースで管理しているものを、
APEX上の Webアプリケーション に移行し、効率化を図るといったことができます。
こんな事例が多いです!
よくある事例ではExcelで運用している業務をAPEXに移行するものがあげられます。
APEXに移行するためには、Excel内のデータをリレーショナルデータに置き換える作業が必要ですが、
APEXではデータワークショップという機能を使用することで、
csv形式のデータをリレーショナルデータとして読み込むことが可能です。
Excelでの業務をAPEXに移行することで、データの一貫性や、同時更新、変更履歴などの保守性を強化することが出来ますね!
検証環境の構築
さっそく検証環境を作っていきましょう
まず、動作確認用の検証環境の構築の流れです。
https://apex.oracle.com/ja/learn/getting-started/
上記URLをクリックし「無償ワークスペースのリクエスト」をクリックします。
クリックすると下記のページが表示されますので各項目の指示に従って入力します。
一部、英語表記があります。
ワークスペースをリクエストしよう!
名・姓・メールアドレス・ワークスペース名を入力し、国・使用状況を選択します。
アンケートに回答します。
「APEXを初めて利用しますか?」「このワークスペースを授業やトレーニングに利用しますか?」にそれぞれ回答します。
利用理由を回答します。(「 Oracle APEX 試用のため」など)
入力したメールアドレス宛てに確認メールが届きますので、
メールに記載されている「Create Workspace」をクリックします。
クリックすると下記のページが表示されます。
これで検証環境の作成は完了です。
あっという間に完了
すごい
開発画面の操作
では、実際にアプリケーションを動かしてみましょう。
下記の図を見ながら一緒に進めていきましょう!
キャプチャー内の説明に沿って、一緒に見ていっていただければと思います!
アプリケーションを作成しよう!
今回作成したアプリケーションは何もない箱だけの状態です。
次はメインとなる編集画面を確認しましょう。
こちらがメインとなるアプリケーションの開発画面です。
画像下部にあるオブジェクト群から、必要なオブジェクトをドラッグ&ドロップし、
アプリケーションを開発していきます。
SQLワークショップを使おう!
次は「SQLワークショップ」の機能を使い、データベース上にテーブルを作成し、アプリケーションの画面を表示させてみましょう。
SQLは下記の通りです。
CREATE TABLE Users ( USER_ID NUMBER(1,0) NOT NULL, FIRST_NAME VARCHAR2(10), LAST_NAME VARCHAR2(10) ) ;
SQLは下記の通りです。
INSERT INTO Users ( USER_ID, FIRST_NAME, LAST_NAME ) VALUES ( '1', 'Taro', 'Yamada' ) ;
アプリケーション画面上にデータベースのテーブルが表示されました!
みなさんも無事にできましたでしょうか?
短いですが今回はここまでです。
今回のまとめ
今回のまとめです
●APEX はデータベース上で動く Webアプリケーションフレームワーク
●Oracle Database のライセンスがあれば利用可能
●ノンコーディング での開発が可能
●csv形式のデータをリレーショナルデータとして読み込むことが可能
●検証環境の構築を容易に作成可能
また今後も記事を書いていきますので、宜しくお願い致します!
とってもお手軽だね~