目次
はじめに
みなさん、こんにちはMaxGaugeを販売しております日本エクセムの製品担当です。
今回はにおじゃましまして、
弊社のデータベース・パフォーマンス・マネージメント・ツールMaxGauge for Oracleの紹介や
Oracleデータベースの監視・運用方法を紹介してきます。
Oracleデータベースの運用やパフォーマンスに関する悩みの解決になることの一助になれば幸いです。
今回から日本エクセム様の技術連載がスタートします!
日本エクセム様のMaxGaugeは当社でも多数引き合いを頂いております。
MaxGaugeってなに?
MaxGaugeについて簡単に説明するとデータベースの詳細な稼働情報を収集して
「リアルタイムで稼働状況を表示」や「過去のデータベースの稼働状況を確認/分析」が出来るツールです。
「それなら今使っている監視ツールでもリアルタイムにグラフ確認できるし、過去のグラフも確認すること出来るけど… 何が違うの?」
と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
MaxGaugeが通常の監視ツールとは違う点について説明していきます。
一般的な監視ツールとの違い
MaxGaugeはOracleデータベースのセッション情報(V$SESSION ,V$SESSTAT、V$SESSION_EVENT)を1秒間隔、システム性能指標(V$SYSSTAT)Oracle待機イベント(V$SYSTEM_EVENT)OS情報(CPU,メモリ)を1分間隔で情報取得します。
またシステム性能指標、Oracle待機イベントの情報はデフォルトで全ての情報を取得します。
データベースの稼働情報を可能な限り取得して分析に必要な情報を全て揃えています。
一般的な監視ツールではOracleデータベースのOS情報、システム性能指標の一部を取得しているケースが多く、MaxGaugeと比較すると情報量が少なく必要な分析が実現出来ないことが多々あります。
MaxGaugeは大量の稼働情報を収集していることから詳細な状況を確認することで解像度が高いデータでの分析が実現出来ます。
障害分析だけでなく、日々の稼働確認やアラート通知、予兆検知など様々な場面で活用することが出来ますね!
一般的な監視ツールとMaxGaugeでの調査/分析の違い
データベースサーバでCPU使用率が上昇した場合の調査を例に一般的な監視ツールとMaxGaugeでの違いについて説明します。
一般的な監視ツールでの分析
- ディスク、メモリなど他の推移との相関関係などを把握
- ディスクなどのI/Oなどが多かったなどの傾向はわかる
- メモリ状況はOS上の使用状況でDB内での利用状況はわからない
- 遅延したSQLなどの調査はアプリケーションのログが必要
- CPUの上昇時に実行されたSQLはアプリケーションログなどから実行したアプリなどで把握する必要がある
[結果]
明確な根本原因を特定することは不可能に近く、いくつか推測される原因から対処方法を検討する試行錯誤が必要となる。
また詳細分析に必要なデータ収集が必要となり次のアクションまでに時間を多く必要となる。
MaxGaugeでの分析
- CPU使用率が上昇した時間帯に実行していたSQLやセッション情報などを特定できる
- データベースの待機情報からボトルネックとなった要因が把握できる
- 原因と考えられるSQLの過去の平均時間などで相対的判断することが可能でデータベースや
業務処理に精通してない人でもSQL実行の「正常」/異常を判断できる
[結果]
CPU使用率が上昇したときに実行されていたSQLやセッションを特定することができる。
待機情報などからボトルネックとなった要因も可能で、CPU使用率の上昇原因と対策がリアルタイムもしくは短時間で特定できる。
これが運用者のみなさまに愛用される理由ですね!
Database Performance Management
データベースはアプリケーションの追加、利用ユーザ数の変化、データ量の変化、など様々な要因でパフォーマンスは日々変化しています。
この変化状況を管理することで安定的に稼働/運用することが可能と考えております。
データベースのパフォーマンス管理をDPM(Database Performance Management)と呼び、一般的なシステム監視と同様にデータベース運用に必須な活動と私たちは考えております。
DPMはパフォーマンスを最適化しデータベースを効率的に稼働/運用するためのプロセスで、具体的にはアプリケーションが実行するSQL応答時間の管理やパフォーマンスに影響を与えるデータベースのボトルネック分析や解決することが必要です。
SQL応答時間やボトルネックを分析するために詳細な稼働情報を収集することで「障害発生時の状況分析」や定期的な傾向分析により「潜在的なボトルネック・リスクポイント」などを探すことが可能となります。
MaxGaugeはDPMに必要な機能が実装されており、お客様のデータベース環境で「原因不明だった障害原因の特定」、「潜在的なSQLの性能劣化検知」、「潜在的なシステム性能劣化検知」など多数の実績があります。
最後に
MaxGaugeでのデータベース管理をわかりやすく説明している2分半程度の動画があります!
お時間あるときにご覧ください!
(言語が英語ですがYouTubeの自動翻訳機能で日本語字幕に変換できます。)
次回はMaxGaugeのアーキテクチャについて紹介していきます。
超人気のMaxGauge、DBの運用担当者さまは知っておいて損はないです。
次回もお楽しみに!