はじめに
こんにちは、ひとりでできるもん運用チームです。
日々お問い合わせを頂きありがとうございます。
オラクルライセンスを更新頂くお客様より度々ご質問を頂く
年次調整金ってなに?
という疑問にお答えします。
また、年次調整金の算出方法についても解説しております。
そんなことより年次調整金ってどうにかなりませんか!?というお客様はこちらからジャンプします!
当記事は日本オラクル社が定めるルールに従い記載しており、ルールは日本オラクル社より通知なく随時、変更又は更新される可能性があります。
日本オラクル社よりルールが変更・更新された場合、当記事掲載の内容に関わらず、最新のルールが適用されます。
年次調整金とは?
年次調整金とは、
世界のインフレ率などを吸収し、よりよいサポートと製品機能向上のために保守金額に加算される料金のことです。
その金額は、前年の保守合計金額に年次調整率(Annual Adjustment Rate:AAR)を乗じた金額を毎年加算して求められます。
この前年の保守合計金額に毎年加算というのがポイントです。
なお、AARは日本オラクル社から発表されます。
2024年7月現在のAARは8%となっています。
日本オラクル社の通知により予告なく変更される場合があります。
保守料金の算出例
上記の通りの年次調整金ですが
文章だけでは分かり辛いので下図の例をご覧ください。
雪だるま式に増えていきますね…。
どうにか安くなりませんか…?
「なんとかなりませんか…😢」というお客様のお声をいただきます…。
分かります…。稟議を書くのに苦悩しますよね…。
オンプレミスの場合は残念ながら軽減策がないのが現状です。
ただし、まったく軽減策がないというわけではありません。
Oracle Cloud(Base Database Service)の場合、年次調整金がかかりません。
ご参考までにOracle Cloud コスト試算ツールを利用して利用料金を算出してみました。
エディションは Standard Edition です。
右上に表示されている金額が月次料金と年間料金です。
現在の保守更新費用と比較してみて、いかがでしょうか?
Oracle Cloudの構築や移行にご興味がございましたら
ぜひお問い合わせください!
また、Oracle Cloudはとにかく他社クラウドに比べ、圧倒的に費用がお安いです!
この機会にぜひご検討いただけますと幸いです!
参考:みんな気になるオンプレミスとクラウドのOracleライセンス費用を比較してみた!※2023/05/26現在
最後に
今回は年次調整金の制度についてのご説明、および Oracle Cloud の Base Database Serviceをご紹介いたしました。
皆さまの参考になりますと幸いです。
OracleライセンスやOracle Cloudについてご不明点などございましたら、
どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせ下さい。