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新旧システム並行稼働時のOracleライセンスってどうなるの?システム更改に必要なOracleライセンス
みなさんこんにちは!Oracleライセンスチームです。
今回はお問合せの多いOracleライセンスの、システム並行稼働時に必要なライセンスに関して説明致します。
H/Wの変更や、EOSLを機にシステム更改を行うことが多いかと思いますが、その際の
Oracle Database並行稼働時のライセンスはどうなるの?と思うかたは多いのではないのでしょうか?
今回はそこを詳しく記載していきます!
過去のOracleライセンス関連記事はこちら。
Oracleライセンスの定義
まずはOracleライセンスの定義のおさらいです。
既に導入済のお客様は購入時にOMAの承認をされて、読まれているかもしれませんが
Oracle製品がインストールされる(又は稼働する)物理サーバーに搭載されている全ての物理プロセッサがライセンスカウントの対象となります。
※Oracle製品がインストールされる(又は稼働する)仮想マシン(VM)の数は、必要ライセンス数には関係ありません。
つまりシステム更改等でOracleを並行稼働する場合、それぞれにOracleライセンスが必要となります。
普通は現行システムと並行して、新システムで構築、移行、テスト等を行いますよね。両方にライセンス費用がかかるなんて。。。何とかコストを抑えられないかな。
参考:OMA(Oracle Master Agreement V072516)
並行稼働時におすすめのTermライセンス(期間限定ライセンス)
システム更改は一時的なものなので、並行稼働が必要なのはシステム切り替えまでかと思います。
そこで従来の永久使用権を持つ通常ライセンスとは別に、Termライセンス(期間限定ライセンス)というものがあります。
特徴は、通常のOracleライセンスより安いことです!
Termライセンスは1年限定のライセンスです!
これを使わない手はない!
Termライセンスの価格 ※2023/08/07現在
安いってどれくらい安いの?と思ったそこの貴方!ご紹介します。
あくまで定価ベースです。
保守は通常ライセンスと同額ですが、製品が通常ライセンスの20%という破格です!
エディション | ライセンス種別 | 製品価格 | 初年度サポート |
---|---|---|---|
SE2 | NUP | 49,000 | 10,780 |
Processor | 2,450,000 | 539,000 | |
Term SE2 |
NUP | 9,800 | 10,780 |
Processor | 490,000 | 539,000 | |
EE | NUP | 133,000 | 29,260 |
Processor | 6,650,000 | 1,463,000 | |
Term EE |
NUP | 26,600 | 29,260 |
Processor | 1,330,000 | 1,463,000 |
※価格はすべて税抜き価格です。
もし余っているOracleライセンスがあれば、そちらを使用することも可能です。
基本的に現行環境と同じ種類のライセンスをお勧めします。
実際のお客様のサンプルを紹介します
SE2を使用されているお客様がSE2 Termライセンスを購入された場合のイメージ図です。
新システム構築前にSE2 Termライセンスを導入し、切り替え後に現行ライセンスを新システムで継続利用します。
このタイミングでSE2⇒EEへアップグレードする場合は、Termライセンスを購入せず、並行稼働時から新規にEEライセンスを購入するという案もあります!
Termライセンスを購入後に、EEへマイグレーションすることも可能ですが、その際は差額の費用も発生し、最終的に高くなってしまいます。
さいごに
並行稼働時にはライセンスが新たに必要で、その際にTermライセンスを使うと比較的コストを抑えることができるというお話をしました。
いかがでしたでしょうか?
Oracleライセンスに関して、専門知識を持ったライセンスチームが対応致しますので、お気軽にお問合せ下さいね。
当社からOracleライセンスを購入頂くと、ここに更に御社特別値引きを致します!