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目次
プライベートDNSについて検証してみました。
みなさま、こんにちは。
Oracle Cloud Infrastructure 検証チームです。
今回は、OCIの応用チュートリアル「プライベートDNSを使って名前解決をする」を参考に、
プライベートDNSについて検証してみました。
OCIに関する技術記事はこちら
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プライベートDNSとは
プライベートDNSとは、任意のプライベートドメインを使用し、インスタンスのプライベートIPの名前解決ができる無料の機能です。
デフォルトで設定されるVCN Resolverは、予め設定されたドメイン名で、同じVCN内での名前解決しか行えません。
それに対し、プライベートDNSは任意のドメイン名で異なるVCN間での名前解決も可能になります!
検証の概要
検証の流れ
今回は以下のような流れで検証していきます。
前提条件
前提条件は以下の通りです。
- 作成済みのVCNおよびLinuxインスタンスがあること
検証開始
それでは早速検証を始めていきます!
環境構築
今回は事前に以下の図のように、1つのVCN内に2つのOracle Linuxインスタンスを構築しました。
この後、2つのインスタンス間で名前解決ができるように設定していきます。
DNSゾーンの追加
コンソールメニュー[ネットワーキング]-[DNS管理]-[ゾーン]を選択し、[プライベート・ゾーン]タブを
選択後、[ゾーンの作成]をクリックします。
任意のゾーン名(ドメイン名)を入力し、[作成]をクリックします。
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DNSレコードの追加
先ほど作成したDNSゾーンが表示されます。
[レコードの管理]をクリックします。
[レコードの追加]をクリックします。
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以下の項目を選択・入力し、[レコードの追加]をクリックします。
- 名前:任意の名前
- タイプ:A-IPv4アドレス
- TTL:任意
- Address:インスタンスのプライベートIPアドレス
2つ目のインスタンスも上記と同様にレコードの追加を行います。
追加したレコードが一覧に表示されていることを確認し、[変更の公開]をクリックします。
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インスタンスからFQDNを確認する
以下のコマンドを打ち、インスタンスのホスト名とIPアドレスを確認します。
ここで表示されるFQDNはデフォルト設定のものです。
続いて以下のコマンドを打ち、デフォルトのゾーン情報と作成したゾーン情報に
同じIPアドレスのAレコードが登録されていることを確認します。
インスタンス同士でFQDNでの名前解決をする
nslookupコマンドを打ち、名前解決が問題なく行われていることを確認します。
指定した名前で名前解決できていることが確認できました!
サーバー名だけで名前解決をする
ここからは、サーバー名だけで名前解決する方法を検証していきます。
検索ドメインにはデフォルトのVCNドメイン名のみ設定されているため、
サーバー名だけで名前解決を行いたい場合は、検索ドメインにドメイン名を追加する必要があります。
ただし、設定できる検索ドメインは1つのみです。
[ネットワーキング]-[仮想クラウド・ネットワーク]-[仮想クラウド・ネットワークの詳細]-[DHCPオプション]を選択し、デフォルトのDHCPオプションの…メニューから[編集]をクリックします。
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検索ドメインにドメイン名を入力し、[変更の保存]をクリックします。
各インスタンスを再起動し、設定の反映を行います。
以下のコマンドを打ち、DNSリゾルバの設定を確認します。
サーバー名のみで問題なく名前解決できることが確認できました!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回はプライベートDNSについて検証してみました。
簡単な設定で独自のドメイン名を使用した名前解決ができることが分かりました。
みなさまもぜひ、簡単に活用できるOracle Cloudを試してみてください。
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