
はじめに
こんにちは!DBひとりでできるもん運営チームです。
いつもDBひとりでできるもんを閲覧いただきありがとうございます。
今回はOracleDatabase の各バージョンのサポート・タイムラインに関するお話です。
お客様の大切なシステムの要であるデータベースのライフサイクルを理解することは
アップグレード計画を立てやすくなったりリソースを最適化できたりと、様々なメリットがあります。
個々のニューズに合わせてしっかり検討しましょう。

サポート・タイムラインの概要
サポートについて
Oracle Databaseには以下のサポートの種類があります。
Premier Support
一般提供(GA:General Availability)から始まるサポートで、この期間はフルサポートのため
24時間365日の技術問合せ、不具合修正とパッチ提供、セキュリティ・アラート及び修正、OS等の新規認証が行われます。
Extended Support
Premier Support終了後に提供されるサポートです。(提供されない場合もあります。)
24時間365日の技術問合せ、不具合修正とパッチ提供、セキュリティ・アラート及び修正が行われます。
新機能の追加は行われません。
Sustaining Support
Premier Support(提供されている場合はExtended Support)終了後に提供されるサポートです。
24時間365日の技術問合せ、既存のパッチ提供は行われますが新しいパッチは作成されません。

リリースタイプについて
Oracle Databaseには2つのリリースタイプがあり、それぞれ以下のような特徴があります。
Long Term Release
Premier Supportは5年間、Extended Supportは3年間です。
安定性を重視しており、長期間にわたってパッチを提供するため、長期間安定して運用したいシステムにピッタリです。
2025年4月時点では19cと23aiがこちらに該当します。
Innovation Release
Premier Supportは2年間、Extended Supportは提供されません。
多くの拡張機能や新しい機能を提供しているため、新しい機能を試したいお客様にピッタリです。
2025年4月時点では21cがこちらに該当します。

各バージョンのサポート状況
2025年4月時点での各バージョンのサポート状況は以下の通りです。
今後も変更となる可能性がありますので、最新情報はオラクル社の公式情報をご確認ください。
出典:Oracle Cloud Infrastructure データベース・クラウド:各バージョンのサポート期間
19cのPremier Supportは2026年4月末まで延長されていましたが、さらに延長されて
Premier Supportが2029/12/31、Extended Supportは2032/12/31までとなっています。
21cのPremier Supportは2027年7月末まで(Extended Supportの提供はなし)なので、19cの方がサポート期間が長いのですね。
お客様のシステムのニーズに合わせて適切なバージョンを選定しましょう。

おわりに
今回はサポート・タイムラインに関するお話でしたが、いかがでしたでしょうか。
お客様の大切なシステムのバージョン選定のご参考になれば幸いです。
Oracle Database に関してお困り事がございましたら是非お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら

投稿者プロフィール

-
「DBひとりでできるもん」運営チームです。
「親しみやすさと技術力」をテーマに、技術情報・サービス・インフラ系資格取得に役立つ情報、社員等の情報をお届けします。
80名強の事業部員で鋭意、執筆中です。
少しでも当社を知って頂けるよう、愛情込めて頑張ります!
※facebook、X(旧twitter)、インスタグラムでは「DBひとりでできるもん」の更新情報を発信しています。
お知らせ2025年6月13日「利家とまつ」金沢城リレーマラソン2025~春の陣~ が開催されました!(当社特別協賛)
DBひとりでできるもん責任者のつぶやき2025年6月11日[Oracle DB@GCP] セミナー潜入レポート!Google オフィスツアーをご紹介!第22回 DBひとりでできるもん責任者のつぶやき♪
23ai2025年6月11日[Oracle AI] ゆるキャラAIチャットボット「でぶちゃん」とお話してみた! 第21回 DBひとりでできるもん責任者のつぶやき♪
Oracle Cloud2025年6月8日【再掲載】OCIのMySQLでHeatWave(高速分析)を試してみました! その1