はじめに

こんにちは!DBひとりでできるもん運営チームです。
いつもDBひとりでできるもんを閲覧いただきありがとうございます。

今回はアップグレード・パスに関するお話です。

 

適切なアップグレード計画を立てましょう。

アップグレード・パスについて

アップグレード・パスとは

アップグレードは新機能の追加パフォーマンス向上セキュリティの強化など様々なメリットがあるので
最新バージョンへのアップグレードをご検討中のお客様も多くいらっしゃるかと思います。

そんな時にご留意頂きたいのがアップグレード・パスです。
アップグレード・パスとは、特定のバージョンから新しいバージョンへ移行するための手順のことです。

例えばOracle Database19cにアップグレードするにあたり、11.2.0.4なら直接アップグレードが可能ですが、
それ以前のバージョンは直接アップグレードができないため、まずは12.2.0.1などの中間リリースにアップグレードする必要があります。

Oracleライセンスの保守契約を締結しているお客様は追加費用無しでアップグレード可能です。
ただしアップグレード後は異なるサーバーへ導入する場合、並行稼働期間中は2台分のライセンスが必要になりますのでご注意ください。
期間限定のTermライセンスでお得に費用を抑えることも可能です。詳細は以下の記事をご覧ください。
新旧システム並行稼働時のOracleライセンスってどうなるの?システム更改に必要なOracleライセンス

 

19cのアップグレード・パス

現行リリース アップグレード・オプション
18 (すべてのリリース)
12.2.0.1
12.1.0.2
11.2.0.4
19cへの直接のアップグレードがサポートされています。
12.1.0.1
11.2.0.1, 11.2.0.2, 11.2.0.3
11.1.0.6, 11.1.0.7
10.2以前のリリース
19cへの直接のアップグレードはサポートされていません。
直接アップグレードできる中間リリースに更新してください。

詳細は以下のアップグレードガイドをご確認ください。
直接のアップグレードをサポートするOracle Databaseのリリース ※19c

23aiのアップグレード・パス

現行リリース アップグレード・オプション
21c、19c (すべてのリリース) 23aiへの直接のアップグレードがサポートされています。
18c
12.2
12.1.0.2.
12.1.0.1
11.2.0.1, 11.2.0.2, 11.2.0.3, 11.2.0.4
11.1.0.6, 11.1.0.7
10.2以前のリリース
23aiへの直接のアップグレードはサポートされていません。
直接アップグレードできる中間リリースに更新してください。

詳細は以下のアップグレードガイドをご確認ください。
直接のアップグレードをサポートするOracle Databaseのリリース ※23ai

おわりに

今回はアップグレード・パスに関するお話でしたが、Oracle Databaseのアップグレードには他にも留意事項がたくさんあります。
アップグレードでお悩みの際は、是非実績多数の当社へお問い合わせください。

各社様の状況に応じた最適なプランをご提案させて頂きます。

お問い合わせはこちら

 

投稿者プロフィール

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