AWS RDS for Oracle 11g(11.2.0.4)をご利用の皆様に影響がございます!
概要
こんにちは!DBひとりでできるもん運営チームです。
今回はAWS RDSのサポート終了についてお知らせいたします。
AWS RDS for Oracle 11g(11.2.0.4)のサポートが
license-included(以下、LI) は 2020年10月31日、
bring-your-own-license(以下、BYOL) は 2020年12月31日で終了します。
対象バージョンをご利用の方は手動でのアップグレードが必要で、バージョンアップ先の対象バージョンは12.1.0.2, 12.2.0.1, 18c(12.2.0.2), 19c(12.2.0.3)になります。
AWSは19c(12.2.0.3)へのバージョンアップを推奨しています。
対象バージョンをご利用の方はご注意ください
ポイント
2020年10月時点の情報を記載します。
詳細情報はAWSブログ記事をご確認ください。
●AWS RDS for Oracle 11gのサポートが2020年末で終了
●廃止されたバージョンのRDSは利用できなくなる
●AWS RDS for Oracleで現状最もサポート期間が長いのは19cである
●AWSはAWS RDS for Oracle 11gのアップグレード対象バージョンとして19cを推奨している
●AWS RDS for Oracle 11gのLI では、2020年10月31日がサポート期限で、それまでは手動でのアップグレードが必要
●AWS RDS for Oracle 11gのBYOL では、2020年12月31日がサポート期限で、それまでは手動でのアップグレードが必要
●AWS内でのアップグレードはもちろんだが、Oracle Cloudもアップグレード先として視野に入れるとよい
ポイントはつかんでいただけましたでしょうか🍀
ここに注意!
●サポート終了までに手動アップグレードしなかった場合、バージョン19cへの自動(強制)アップデートが開始される
●SE や SE One をご利用の方は、19cにアップグレードすることでライセンスが SE2 に変更となり、ライセンス料金が変わる
具体的には、BYOL では SE One から SE2 にマイグレーションする場合サポート料金が20%加算される
●小さいインスタンス(micro)が利用不可、Small以上となる
●AWS RDSをご利用の方はOracle 11g(11.2.0.4)の環境が残っていないか今一度ご確認ください!
対象の環境がある場合、アップグレードが必要になります。(アップグレードに伴う作業コストが発生します)
あらかじめアップグレードしてもシステムが正常動作することを確認する必要があります。
早め早めの対処が肝心です、気になる点がありましたらお気軽にご相談ください
具体的なAWSとOracle Cloudの価格比較
★ LI の場合
●RDS SE One (0.517)は移行後にコストは SE2 (0.556)になります
●Oracle Database Cloud Service(以下、DBCS)であれば同等Shapeで半額以下(0.215)、EEにしてもまだ安い(0.4301)になります。Oracle Cloudを利用することでAWSより安くなります
★ BYOL の場合
●Oracle DBCS/Autonomous Database(以下、ADB)であればLicense Migration不要で持ち込みが可能
●AWS RDSより大きい16vCPUまでBYOL可能
●ADBであればBYOLのコア換算で SE2 の2倍のコアが利用可能
●AWSより手間がかからず、より大きなShapeが引き続き利用可能なのがメリットになります
Database製品のサポートライフサイクル
今回サポート期限が迫っている11gも含め、アップグレード対象となるバージョンも含めたサポートライフサイクルをおさらいしてみましょう👀
ただし、Oracle Databaseのサポートライフサイクルなので、AWS RDSでサポートされることを示す資料ではないことに注意してご覧ください。
なお、2020年10月時点の情報を記載します。
最新情報はサポートサイトをご確認ください。
AWSが推奨している19cが、圧倒的にサポート期間が長く設けられていますね🍀
なお、SE One と SE2 の利用範囲は以下のような区分になっています。
SE や SE One をご利用の方は SE2 にライセンスマイグレーションしなければならないことがわかります。なお、Oracle DBCS/ADBであれば、マイグレーション不要です。
ぜひご検討ください!
当社では、AWSはもちろんのこと、Oracle Cloudも得意としております。
このサポート終了を機に、AWSからOracle Cloudの移行もご検討対象としてみてはいかがでしょうか。
AWSとOracle Cloudそれぞれの特徴を比較検討し、お客様のご意向に沿った形でご提案できると確信しています。
技術に精通した当社のエンジニアが、丁寧にヒアリングさせていただきます、
ぜひお問い合わせフォームからご相談ください。
どうぞよろしくお願いいたします🤗