久々の技術ネタ。
ご無沙汰しています。
今回はとある大企業様のシステム運用を担当している現場リーダーが、正に運用中のホットなExadataの記事を書いてくれました。
Exadataという言葉はこの業界に居たらよく聞きますが、今さら聞けない具体的な部分を今回の記事で知って頂けたらいいなぁと思います☆
Exadataとは?
現在、私はお客様先でDBAとして日々のデータベース運用とセキュリティー製品の監視設計・構築案件に従事しています。
社会人になってから15年以上20年未満で、DBエンジニアとしては10年程です。
今回は、DBエンジニアとして、Exadataを設計・構築してきた経験から、そのノウハウについて紹介させて頂きます。
いきなり、Exadataといっても分からない方がいらっしゃると思いますので、簡単に説明するとOracle Databaseに最適化された「Engineered System」です。
Exadataは専用ラックの中に
- DBサーバ
- ストレージサーバ
- Infinibandスイッチ
- Cisco社スイッチ(CatalystまたはNexus)
が搭載されており、構築したらすぐに最適なサーバ構成の組み合わせで使用できるように設計されています。
各サーバはExadataのラックに以下のように格納されています。
お客様の使用用途に応じて、例えばデータ量が多いからストレージサーバの台数を増やしたいとか、冗長化重視でDBサーバを増やしたいといった場合に、サーバ台数に応じて、 Fullラック / Halfラック / Quarterラック / Eighthラック から選択が可能です。
また、お客様の運用途中で
必要なサーバを必要な分だけ追加できますので、コストパフォーマンスにも優れています。
サーバ追加についての詳細な情報については、以下のOracle社のドキュメントをご確認下さい。
Oracle® Exadata Database Machineシステム概要
最新のExadataのバージョンはX7ですが、ストレージサーバにデフォルトで搭載されているHDDをオールフラッシュストレージモデルに変更する事も可能です。
一部昔のバージョンでは、フラッシュストレージに対応していないものもありますが、最新バージョンでは当然対応しています。
ただし、ストレージサーバ毎にHDDとフラッシュストレージにするといったハイブリッド構成は出来ません。
ここまでがExadataの概要です。
次回予告
次回は、Exadataの性能について紹介していきます。
お楽しみに!