OCIに作成したインスタンスのログを確認してみます

みなさま、こんにちは。Hinemos使ってますか?
インスタンスの監視ってどうしようか迷いませんか?
今回は、OCI上に作成したインスタンスのログの確認・通知をHinemos行う方法を試してみます。

前回のOCIでログ監視してみようも是非ご覧ください!

今回の目標です

目標

  • OCI上に作成したLinuxインスタンスの/var/log/messagesをHinemosから確認する
  • 特定の文字列を含んだログを検出したときにメール発報する

前提

  • Hinemos Managerと監視対象のインスタンスはOCIに作成済み、同じパブリックサブネット内にあります。
  • Webクライアントに接続するための必要ポートは開放済みとします。
  • 各インスタンスのOSはOracle Linux8です。
  • インスタンスにはSSHログインできることとします。
  • Hinemos Managerと監視対象のインスタンスは疎通可能であることとします。
  • 監視対象のインスタンスは、すでにHinemosへノード追加されているものとします。

構成、Hinemos ManagerやAgentの構築方法は以下を参考にしてね!
OCI上でHinemosを使ってみよう

まずは通知設定を行います

Hinemosでノードの監視を行うときは
ノード追加→通知設定→監視設定
という順番で設定します。
ノード追加済み前提なので、ログ監視で条件にあたった場合に通知するための設定をおこないます。

Hinemosにはいくつか通知方法があります。
今回はコンソール上からログを見たいのと、OCIでのログ監視と比較したいのでイベント通知を作成してみます。

今回は新しく通知を作成しているけど、デフォルトの通知設定を使用することもできるよ!

イベント通知を作成します

Hinemos管理画面にログインし、「監視設定」パースペクティブを開きます。
「監視設定[通知]」で作成ボタンをクリックし、通知種別で「イベント通知」を選択します。

次の図のように設定し、「OK」をクリックします。
通知IDは任意のもので構いません。

ついでにメール通知も作成します

「監視設定[通知]」で作成ボタンをクリックし、通知種別で「メール通知」を選択します。
次の図のように設定します。通知IDは任意のもので構いません。

メールテンプレートは、サンプルをとりあえず指定します。

メール通知を使用するためには、別途メールサーバが必要です。
今回はHinemos Managerのインスタンスにpostfixをインストールしてメールの送信設定をおこなっています。

外部のメールサーバーを使用する場合は、Hinemos Managerにも別途設定が必要だよ。
以下を参考に行ってね!
ジョブの結果をメールやシステムログとして外部に送信する | Hinemos

監視設定を行います

「監視設定[一覧]」で作成ボタンをクリックし、監視種別で「ログファイル監視(文字列)」を選択します。
次の図のように設定します。監視項目IDは任意のもので構いません。
監視「追加」をクリックします。

次の図のように設定します。
今回は「test」という文字列がログファイルに記述されたときに検出するようにします。

OCIと同様にすべてのログを検出するときは、パターンマッチ表現を「.*」にするよ
参考:Hinemos ver.6.1 入門編② Hinemos ver.6.1で監視してみよう | Hinemos

通知設定で、先ほど指定したイベント通知とメール通知を追加します。
「OK」をクリックして保存します。

実際に見てみます。

監視対象のインスタンスにログインし、以下のコマンドを実行します。

# logger "test"

「監視履歴」パースペクティブに移動します。

「監視履歴[イベント]」にログが表示されています。
をクリックして詳細を見てみます。

さらにメールが届いていることを確認します。

最後に

今回はHinemosを利用して、インスタンスの/var/log/messagesを確認する方法をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?

当社ではOCIHinemos両方とも取り扱っております。
もしOCIHinemosについて興味がありましたが、ぜひこちらからお問い合わせください!

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技術チーム
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DBひとりでできるもんを盛り上げるべく、技術チームが立ち上がり早6年。ひとりでできるもんと言いつつ、技術者が読んでプッとなるような、極めてピンポイントでマニアックな技術ネタを執筆しています!