目次
はじめに
みなさん、こんにちは。
Dbvisit Standby製品チームです。
こちらの記事では、Dbvisit Standbyの基本的な機能について、
その使い方を実際の操作画面をお見せしながら紹介します。
今回は、下記機能についての紹介です。
- Standbyフェイルオーバーテスト(DRテスト)
初めて Dbvisit Standby を使う人でも、これを見れば安心ですね。
Standbyフェイルオーバーテスト(DRテスト) とは何か
プライマリDBとスタンバイDBの構成を維持したまま、プライマリDBのデータには
影響を与えることなくスタンバイDBにてアプリケーション等のテストや、
災害・障害を想定した切り替え訓練に利用できる機能です。
ver10までは「DRテスト」という名前で同様の機能があり、下記の記事で紹介しました。
【Dbvisit Standby】DRテスト機能のご紹介
通常、「フェイルオーバー」機能でプライマリDBを切り替えた場合、
元の同期ができる状態に復旧させるためには、改めてスタンバイDBを作成する必要があります。
※「フェイルオーバー」機能については下記の記事をご覧ください。
【Dbvisit Standby】チュートリアル_フェイルオーバー
Standbyフェイルオーバーテストの機能では、スタンバイDBの再構築は必要なく、
気軽にテストや切り替え訓練を実施することができます。
注意点 |
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Standbyフェイルオーバーテスト(DRテスト)の実行方法
Dbvisit StandbyではStandbyフェイルオーバーテストを、
GUIを操作することで実行できます。
Standbyフェイルオーバーテストの開始
コンソール画面で対象環境にカーソルを合わせ、「処理」を押します。
次に、処理の項目の中から、「Standbyフェイルオーバーテスト」を押します。
「Standbyフェイルオーバーテスト」の画面で、
バックアップの種類、バックアップの形式、バックアップの場所を設定します。
※バックアップの場所には、スタンバイDBのフルバックアップが格納可能な、
空き容量に余裕のある領域を指定します。
「Standbyフェイルオーバーテストの開始」が完了すると、ダッシュボード画面上の
スタンバイDBのステータスが「DR TESTINGでアクティブ化」という表示になります。
以上で、「Standbyフェイルオーバーテストの開始」は完了です。
この状態ではスタンバイDBが読み書き可能でOPENされているため、
スタンバイDBのデータに対して変更・更新が可能です。
アプリケーション等のテストや切替え訓練が完了したら、
次の手順でStandbyフェイルオーバーテストを終了します。
Standbyフェイルオーバーテストの終了
Standbyフェイルオーバーテストを終了する際は、
処理の項目の中から、「Standby Databaseの復旧」を押します。
「Standby Databaseの復旧」の画面で「開始」を押します。
Standbyフェイルオーバーテストを終了すると、開始時に取得したバックアップをリストアして
スタンバイDBをStandbyフェイルオーバーテスト開始前の状態に復旧できます。
「Standbyフェイルオーバーテストの終了」が完了すると、ダッシュボード画面上の
スタンバイDBのステータスが「リカバリ」という表示に戻ります。
以上で、「Standbyフェイルオーバーテストの終了」は完了です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
GUIによる直感的な操作が可能なので、
思っていたよりも簡単に実行できたのではないでしょうか。
本番のデータに影響させずにアプリケーションのテストを行いたい、
障害発生時の切替え訓練を実施したいというときは、
是非「Standbyフェイルオーバーテスト」をご活用ください。
複雑な処理も、Dbvisit Standbyなら
簡単に実行できるので、ご安心ください。
今後も Dbvisit Standby MPの最新情報をお届けしてまいりますので、DBひとりでできるもんを宜しくお願い致します。
Dbvisit Standbyの機能や利用方法・導入・費用については、より詳しい説明をご希望の方は、
どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせ下さい🤵