はじめに

みなさん、こんにちは Dbvisit Standby製品チームです。
今日はDbvisit Standbyを用いての

RAC to Singleの構成例

についてご紹介させて頂きたいとおもいます。
よろしくお願いします!

昨今Single環境へのお問合せも多くございますが、Oracle 19cではSE-RACが
使用できなくなりますので、SE-RACをご利用のお客様からもお問合せが多く来ております。

RAC利用時の構成

まずDbvisit StandbyをOracle RAC へインストールする場合には、以下の2パターンがあります。

①インストールディレクトリに共有ストレージを利用する場合

②インストールディレクトリにローカルストレージを利用する場合

各構成のメリット、デメリットは次の様になります。

メリット デメリット
共有ストレージ インストールが1回で完了する。Dbvisit Standby関連ファイルを各ノードへ同期させる必要がない。 共有ストレージを用意する必要があり、調達コストが発生する可能性がある。
ローカルストレージ 共有ストレージを用意する必要がない。 RAC ノードへ個別インストールする必要がある。
Dbvisit Standby関連のファイルを各ノードへ同期させる処理を別途作成する必要がある。

また、Dbvisit StandbyRAC ノードの内、1つのノードのみで稼働する為、
共有ストレージ・ローカルストレージのどちらを利用する場合でも、
新規VIPを用意する事が推奨されています。

今回は、Dbvisit Standbyでも推奨されている共有ストレージ(本検証ではACFS)を
利用する方法での構成例をご紹介させて頂きます。

 

本記事では、構成例を紹介する事でDbvisit Standbyへの理解を深めることを
目的としており皆様の環境での動作を保証するものではありません。

 

 

 

 

構成図

 

検証時の製品情報

PRIMARY SITE
OS Red Hat Enterprise Linux 7.6
DB Oracle Database 11gR2 Standard Edition 2node RAC
ストレージ・タイプ Oracle ASM
共有ストレージ Oracle ACFS
Dbvisit Standby version 9.0

 

STANDBY SITE
OS Red Hat Enterprise Linux 7.6
DB Oracle Database 11gR2 Standard Edition
ストレージ・タイプ ファイルシステム
Dbvisit Standby version 9.0

インストール実施

Dbvisit Standby 9.0 User Guideを参考にインストールを進めていきます。

インストール手順は基本的にシングルインスタンスでもほとんど変わりませんが、
RAC の場合ホスト名を指定する代わりに、Dbvisit Standby用のVIPを指定する箇所があるので、
間違えない様に注意が必要です。

実行例:

-----------------------------------------------------------
    About to configure DBVISIT DBVNET
-----------------------------------------------------------
 
>>> Please specify the Local host name to be used by Dbvnet on this server.
 
    Dbvnet will be listening on the local IP Address on this server which
    resolve to the host name specified here.
    If using a cluster or virtual IP make sure the host name or alias
    specified here resolve to the IP address local to where dbvnet is
    installed.  The host name should resolve to IPv4 address, if not
    you can use an IPv4 IP address instead of host name.
 
    Enter a custom value or press ENTER to accept default [node1]:
     > node1-vip

 

今回の検証では、インストール完了後に、以下のことも実施しています。
・DDC(Dbvisit Database Configuration)ファイルの作成
・CREATE STANDBY DATABASE(CSD)の作成
・Dbvisit StandbyをClusterリソースへ追加
こちらの内容も今後、本ブログにてご紹介させて頂きたいと思います。

動作確認

インストールを行い初期同期が完了したら、RAC からシングルインスタンスへ
アーカイブログの適用が可能か見ていきます。

①プライマリサイトのDBへログインしアーカイブログを出力させます。

SQL> alter system archive log current;

システムが変更されました。

②WEBブラウザ管理コンソールへログインし、DATABASEへの処理画面へ入ります。

③赤枠部をクリックし、現在のプライマリとスタンバイのギャップ状況を確認します。

④赤枠部をクリックし、プライマリからスタンバイへアーカイブログを転送します。
※オレンジ枠部をクリックする事で転送状況を確認する事ができます。

⑤赤枠部をクリックし、スタンバイ側のデータベースへアーカイブログを適用します。
※オレンジ枠部をクリックする事で転送状況を確認する事ができます。

⑥手順③と同様にプライマリとスタンバイのギャップ状況を確認し、
 転送ログとアーカイブログギャップがなくなっている事を確認します。


今回は手動でアーカイブを出力させ、転送&適用を行いましたが、Dbvisit Standbyの設定で
時間指定でのアーカイブログ出力から転送、適用を全て実施する事も可能です。

最後に

今回の製品構成( RAC to Single)のご紹介は以上となります。
次回は、RAC ノードで片系障害発生時、別ノードから自動で同期再開する動きを
記載してみたいと思います。

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ここまでご覧頂き、ありがとうございました😆

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