目次
はじめに
みなさん、こんにちは。
WebLogic製品チームです。
初めての投稿です!これから宜しくお願いします!
今回は Oracle WebLogic Server そのものや、提供するサービスについて一通りご紹介致します!
当社ではWebLogicの実績も複数あります。
その担当チームの連載がスタートします!
Oracle WebLogic Serverとは?
Oracle WebLogic Server(以下WebLogic)とはOracle社が提供しているエンタープライズ/スケーラビリティを備えた、Java EE / Jakarta EE のWebアプリケーションサーバです。
企業システム間で品質の高いサービスを実装するための機能を提供しています。
WebLogicはOracle Fusion Middlewareの一部ですが、そのOracle Fusion Middlewareとは?
WebLogicはOracle Fussion Middlewareの一部です。
Oracle Fusion MiddlewareはOracleソフトウェア製品を統合しています。
企業向けのアプリケーション基盤に必要とされる、以下のツールやサービスを提供しています。
- クラウドコンピューティング
- SOA
- 統合サービス
- ビジネス・インテリジェンス
- コラボレーション
WebLogicのドメインとは?
WebLogicには、OSのユーザ管理とは別の「ドメイン」と呼ばれる論理的な概念が存在します。
「ドメイン」は、主にマシン/サーバ/クラスタで構成されていて、それを管理します。
次のセクションから、かみ砕いて説明します
WebLogicドメインの全体図
WebLogicのドメインの全体図を以下に記載します。
マシン
WebLogicがインストールされているマシンです。
サーバ
WebLogicのサーバは「管理サーバ」と「管理対象サーバ」の二種類です。
- 管理サーバ
ドメイン全体を管理することができ、ドメイン内には必ず一つの管理サーバが存在する必要があります。主な役割として、WebLogicが提供する機能や、後述する管理対象サーバを一元管理することが可能です。
また、一元管理には、Webブラウザベースで提供されている「管理コンソール」と呼ばれる管理ツールを主に使用します。 - 管理対象サーバ
主な役割は、デプロイされたアプリケーションの実行です。
また、複数の管理対象サーバを用意し、処理の分散やクラスタ構成を実装することが可能です。
※管理サーバや管理対象サーバはAdminServer/ManagedServerと表現されることもあります。
クラスタ
複数の管理対象サーバでクラスタ構成を実装することが出来ます。
クラスタはクライアントからは一つの管理対象サーバのように見え、クラスタ構成となる管理対象サーバは同じマシン上に複数配置することや、複数のマシン上に配置することも可能です。
クラスタを構成すると、1台の管理対象サーバが障害で停止した場合でも、アプリケーションの処理を継続可能です。
WLSTとは
WLST(WebLogic Scripting Tool)コマンドライン・スクリプト環境で、Jythonをベースにしています。
前述の管理コンソールと同じように、CLIベースでドメイン全体を管理することが可能です。
また、オプションとしてPythonのスクリプトを実行することが可能で、ドメイン全体の変更作業等を簡略化することが出来ます。
とっても便利!
最後に
今回はWebLogic Serverの概要をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
次回はWeb三層構造を紹介する予定で、WebLogicはその中の一層(APサーバ)です。WebLogicには様々な機能があります。
今後も更新していきますのでよろしくお願い致します!
当社ではWebLogicの実績も複数あります。
お気軽にお問い合わせください!