目次
はじめに
今回より、NetVault Backupに関する全3回の新連載がスタートします💗
執筆者はOracle Cloud Infrastructure Classic 2018 Certified Associate Architect を取得しました!の記事でもご紹介した社員です。
皆さんはNetVault Backupをご存知でしょうか?
ご存知ない方にも易しく解説されていますので是非ご覧くださいね🍄
NetVault Backupとの出会い
初めまして。
資格取得以外では初投稿になります。
私は2019年に中途で入社し、Oracle DBをメインに設計/構築を行っております。
今回、お客様からの要件で出てきたバックアップソフトウェアの NetVault Backupについてバックアップ/リストアをメインにいろいろ検証してみたので、3回にわたって記事を執筆していきます。
久しぶりに本格的な検証で少しワクワクです😆
NetVault Backupとは
初回はそもそも NetVault Backup とは?というところから始めたいと思います。
NetVault Backup とは Windwos/Linux/UNIXなど複数のOSが混在しているようなシステム環境、VMware/Hyper-V/Nutanix などの仮想環境の
バックアップ/リストアを1台のバックアップサーバで、集中管理することができるバックアップソフトウェアです❗
以下にサポートされているプラットフォーム・アプリケーションを記載します。
サーバープラットフォーム
- Microsoft Windows Server 2012、2016、2019
- Linux(RHEL 8.x、RHEL 7.x、SLES 12 SP3)
- その他のWindowsおよびLinuxのプラットフォーム
クライアントプラットフォーム
- Windows
- Linuxプラットフォーム
- Solaris
- HP-UX
- MAC
仮想化プラットフォーム
- VMware
- Hyper-V
- Nutanix
アプリケーションのサポート
- Office 365
- Exchange
- SQL
- SharePoint
- Oracle
- DB2
- MySQL
- PostgreSQL
- Sybase
- Teradata
- SAP
- SAP HANA
以上のように様々なプラットフォームやアプリケーションに対応しています。
その中でも今回の検証では Oracle バックアップという観点で検証を行いました。
NetVault Backupの特徴
NetVault Backup の検証を行った結果、GUI画面での操作性が優れており
初めてさわった人でもバックアップ/リストアが容易に行えました🍀
左ペイン(赤枠部分)にバックアップ/リストアをするにあたり必要なメニューが表示されていてわかりやすくなっていますね。
次にバックアップデバイスの多様性があります。
NetVault Backup はバックアップデバイスにディスクはもちろんテープ装置など幅広い種類のデバイスにバックアップすることができます。
今回の検証では、ディスクをテープと見立てる仮想テープライブラリを使用して検証を行いました。
今回検証を行いましたOracleのバックアップ/リストアについては、次回詳しく記事にしますが、バックアップ/リストア対象をGUIで確認し設定できるので分かりやすく設定することができました👏
その他の特徴としては、スケジューリング/バックアップ媒体の管理/テープライブラリの制御・管理など多くの機能を実装しており
これ1つで現在の大量システム群のバックアップを実施することが可能となっています。
今回簡単にではありますが、NetVault Backup について説明していきました。
次回、検証結果として Linux環境へバックアップサーバを、マルチプラットフォームを実現するため Oracle Linux 環境へ Oracle Database・CentOS 環境へ Web サーバーをインストールしバックアップ・リストアの検証を実施してきたいと思います。
次回もお楽しみに❗