目次
はじめに
みなさん、こんにちは
Hinemos製品チームです。
今日は、Hinemos7.0で追加される新機能
メッセージフィルタ
について紹介します。
※Hinemos7.0は2022年3月より提供開始されます。
こちらは、Hinemosサブスクリプションの「Premium」を契約いただいたお客様に向けて提供される機能です。
導入を検討する上で、1つのきっかけとなればと思います。
よろしくお願いします。
Hinemos7.0 の概要および特徴
Hinemosは、「収集・蓄積」「見える化・分析」「自動化」といった統合運用管理に必要な機能をワンパッケージで提供する、OSS統合運用管理ソフトウエアです。
単機能ツールを組み合わせて利用する以外に選択肢がほとんどない運用管理ソフトウエア分野において、Hinemosは運用管理に必要な機能をワンパッケージで提供します。
これにより、運用管理業務の遂行に必要な機能間のシームレスな連携や、製品の導入・維持管理の容易化を実現し、運用のトータルコスト削減を可能とします。
Hinemos7.0では、デジタルトランスフォーメーションを推進するITシステム運用現場から求められる、
運用の自動化や、全体最適、運用集約、コスト削減に寄与するための、さまざまな機能を提供します。
Hinemos7.0 の追加機能
Hinemos7.0 では以下3つの機能が追加されます。
※2022年3月より提供開始されます。
- メッセージフィルタ
- SDML(Software Defined Monitoring and Logging)
- RPA管理
今回はメッセージフィルタに関して紹介していきます。
残りの2件は別の記事で紹介していきます。
メッセージフィルタとは
運用中のシステムで発生する大量の「メッセージ」から「本質的なイベント」を発見する為にHinemos7.0より追加される機能です。
大量の「メッセージ」を抑制・集約し、本来見るべき情報だけに集中してアクションを実行できるようにします。
メッセージフィルタの4つの特徴
インテリジェントなアラート
不要なメッセージの抑制
スイッチで障害が発生すると、スイッチ配下のサーバ群もステータス不明となります。
不明の通知に紛れてしまい、原因となったスイッチの障害通知が埋もれてしまいます。
それらを抑制し、原因となったスイッチの障害通知のみ飛ぶようにしてくれます。
関連メッセージの集約
通常、毎時発生するジョブがあった際に、「〇時正常」のような毎時ジョブの終了イベント通知が飛んできます。
それらを集約し、障害が発生しない場合は「〇月〇日全て正常」のように通知が集約して通知されるようになります。
インテリジェントな自動化
本質的なイベントから直ちに通報、インシデント連携、ジョブフロー・ワークフロー起動、監視制御といった運用業務に連動します。
ルールベースの条件指定
When/Thenで定義するシンプルなルールを指定するだけです。
複合イベント処理(CEP)により、イベント間の関係性をルールに指定できます。
ルールエンジンを採用
ルールエンジンとは、与えられたルールに従って判断を行う機能のことです。
メッセージフィルタ機能では、Drools(というルール管理システム)を採用しています。
When/Thenのルールを記述
ルールの文法は、DRL(DROOLS RULE LANGUAGE)ルール言語に従います。
イベント間の関係性も条件化
複合イベント処理(CEP)によりイベント間の関係性をWhenの条件に記載できます。
Droolsが提供するCEP機能をそのまま使用できます。
Hinemosからのシームレスな導入
Hinemosメッセージを受信し、リポジトリ情報をルールの条件内で参照可、そしてルール判定後のアクションでもHinemosの直接操作も可能です。
出典
https://www.intellilink.co.jp/topics/news_release/2021/101400.aspx
最後に
新機能のメッセージフィルタ、いかがでしたでしょうか?
その他の機能も随時紹介していきますのでお楽しみに。
Hinemosの機能や利用方法・導入・費用について、より詳しい説明をご希望の方はお気軽にお問い合わせ下さい。