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お問合せ時にOracleライセンスのEditionや種類等を聞くのはどうして?
みなさんこんにちは!Oracleライセンスチームです。
前回の新旧システム並行稼働時のOracleライセンスってどうなるの?システム更改に必要なOracleライセンスはお目通しいただけましたでしょうか?
さて、今回はOracleライセンスの見積を当社に依頼頂く際に、何故、Editionや種類等を詳しく記載しないといけないの?という部分に関して、お答えしていこうと思います。
お手を煩わせて申し訳ないなと思いつつも、適切なライセンスのお見積書をお送りしたい為、ご協力をお願いします。
お見積りにあたってお問合せ画面で確認している項目
当社にお問合せ頂く際に、以下のような項目を確認しております。
少し項目は多いですが、必要な情報です。
物販の場合はNDAの締結なしで購入可能ですが、入札案件等の重要な情報の場合、ご希望があればNDAを締結可能です!
確認項目に対する理由はこちら
一部重要な部分をピックアップしてご説明しますね。
詳細はOracleライセンス特設ページをご覧ください!
Edition
機能や価格によって異なる Enterprise Edition (EE)とStandard Edition 2 (SE2)があり、SE2には制限事項があります。
搭載可能なソケット数 |
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CPUスレッド数 |
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画像引用元:意外と知らない!?オラクル・ライセンス見積ABC
このような制限がある為、追加でサーバー数やコア数等も質問させて頂いたりしています。
ライセンスの定義に則って使用しないと、ライセンス違反になる可能性もありますし、手戻りを減らす為にも細かい情報を伺うことがあります。
種別
Processor と Named User Plus (NUP) があり、プロセッサ数か使用人数に比例したライセンスです。
使用人数が多い場合はどちらが安いか両方お見積りしますので、お気軽にお問合せくださいね。
そのために購入数箇所はプルダウンではなく、テキストで自由入力できるように設定してあります!
エンドユーザー名
再販の場合、何故、エンドユーザー名まで聞くの?お客様を横取りする気?(そこまではないですかね笑)と思われるかたもいらっしゃるかもしれませんが、実はオラクル社の定めるサービス・レベルの一致というものがあり確認しております。
サービス・レベルの一致とは、お客様単位でサポート(保守)に入るか入らないかを統一する必要があるというものです。
なので、お客様の中のある部門ではサポートに入っている、ある部門ではサポートに入っていないということはできません。
そしてお見積書をお出しする際にその確認をする必要がある為、お伺いしています。
お客様が大規模だったり、前任者不在等で、お客様自体がどの部門でどの製品やサポートに入っているかどうかわからないというお話もよく聞きますが、その場合は直接、お客様からオラクル社へ問い合わせ頂く方法もございます。
- サービス・レベル不一致ライセンスについて、全てサポート契約を締結する
・既存サポート契約を解約せずに継続する
・未サポートライセンスを再契約する - サービス・レベル不一致ライセンスを終了する
・解約するライセンスをTermination Letterでライセンス(使用権)終了する
・未サポートライセンスをTermination Letterでライセンス(使用権)終了する - サービス・レベル不一致ライセンスのサポート契約を全て解約する
・既存サポート契約を全て解約する
使用環境
次回の記事で詳細をご説明しますが、仮想環境、クラウド環境では詳細を確認する必要がございます。
こちらはお問い合わせを頂いた際に、折り返し詳しく質問項目をお送りします。
導入時期
売上の確度管理に使われたくない!と思うかたもいらっしゃるかもしれませんが、Oracle製品は価格改定が行われることもあり、お安くご提供できる時期はここまでで、ここからは高くなってしまいますよという部分含め、適切にお伝えしたい為です。
さいごに
Oracleライセンスのお問合せの際に、詳細をお伺いする理由を記載しましたが、いかがでしたでしょうか?
次回は使用環境(仮想環境、クラウド環境)に関して、説明していきたいと思います。
お楽しみに!
Oracle製品に精通したOracleライセンスチームが精神誠意対応致しますので、お気軽にお問合せ下さい!
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