
はじめに
こんにちは。Oracle Cloud Infrastructure検証チームです。
いつもDBひとりでできるもんをご覧いただきありがとうございます。
今回は、コネクタ・ハブを利用して、インスタンスのログをオブジェクト・ストレージへ格納する手順についてご紹介いたします。
コネクタ・ハブとは?
コネクタ・ハブとは、OCI内のサービスであるロギングやモニタリングで取得したデータを各種サービスに連携できるサービスです。
コネクタ・ハブを利用してオブジェクト・ストレージへ格納することで、ログ保管の長期保管が可能になります。
今回紹介するオブジェクト・ストレージへの格納以外にも、ログの分析やログのメール通知も可能です。
どちらも過去記事で紹介しているので、興味があればこちらもご覧ください。
- ログ分析:OCIでログ監視してみよう
- メール通知:コネクタ・ハブを利用してOCIのログイン通知を行う
- 公式ドキュメント:コネクタ・ハブの概要
今回の流れ
今回は以下のような手順でログをオブジェクト・ストレージへ格納していきます。
前提
今回は、カスタムログの設定を行い、OCI上でインスタンスのログ確認ができている状態を前提とします。
カスタムログの設定方法については、過去記事を参考にしてみてください。(OCIでログ監視してみよう)
オブジェクト・ストレージ バケット作成
「ストレージ」-「バケット」を選択します。
「バケットの作成」を押下します。
名前は任意で入力します。
設定はデフォルトで作成しています。
コネクタの作成
「アナリティクスとAI」-「コネクタ・ハブ」を選択します。
「コネクタの作成」を押下します。
ソースは「ロギング」
ターゲットは「オブジェクト・ストレージ」
を選択します。
ソースの構成では、作成したロググループ、ログ名を選択します。
その他、名前や説明は画像の通りにしています。
ターゲットの構成では、作成したバケットを選択します。
ポリシーが不足している場合はポリシーの自動作成ができるため、必要に応じて作成します。
自動作成されたポリシーは以下の通りです。
allow any-user to manage objects in compartment id <コンパートメントOCID> where all {request.principal.type='serviceconnector', target.bucket.name='bucket-logging', request.principal.compartment.id='<コンパートメントOCID>'}
ログ格納確認
コネクタの作成が完了してしばらく待つと、指定したバケットにログが格納されていることが確認できます。
さいごに
今回は、コネクタ・ハブを利用して、インスタンスのログをオブジェクト・ストレージへ格納する手順についてご紹介しました。
ログ保管・運用方法の1つとして、ぜひ検討してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。次回の更新もお楽しみに!
オブジェクト・ストレージのことを詳しく知りたい方は「OCI オブジェクト・ストレージとは」も合わせてご覧ください!

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