大変!どうする?Oracle Database 19c の SE RAC サポート終了😱

みなさん、こんにちは🍀
突然ですが、Oracle Database 19c の SE RAC がサポート終了ということをご存知でしょうか?💦
#EEはサポートされます。

結構な数の企業様が SE RAC を使っていらっしゃると思いますが。。。
今回はこの SE RAC のサポート終了に伴って、どう対応すれば良いのかを紹介していきます。

引用元:docs.oracle.com
トップ画像引用元:My Oracle Support

 

本件に不随する内容で
お馴染みプラチナホルダーのマネージャー_江川がインタビュー対応させて頂いた日経XTECH様の記事はこちら🐻
【日経XTECH様掲載!!】小規模システムで「Oracle RAC」が使えなくなる、移行の検討が急務

そもそもOracle Database SE RACってなぁに?🌼

Oracle Databaseを利用する際の、メジャーなクラスタリングが
Standard Edition 2 による SE RAC 構成です💗

Oracle Databaseには2つのEditionがあります。
●Enterprise Edition (EE) 
●Standard Edition 2 (SE2) 
●Standard Edition (SE) ※販売終了、継続利用可能
●Standard Edition One (SE One) ※販売終了、継続利用可能

この SE2 で RAC 構成の場合が今回サポートが終了するものです💦


SE2はEEの下位Editionではありますが、止めてはいけないエンタープライズ向けの重要システムによく使われています。
RAC 構成では、常時複数台起動しているサーバーが1つのデータベースに対して処理を行う為、障害発生時に即座にクライアントを正常稼働中のサーバに再接続させることができます。

つまり、HA構成と比べ、両ノード待機中のサーバを起動しなくて済む分、復旧時間を短縮できます。
また、 RAC 構成は通常、両ノードで処理が行えるため、シングル構成に比べ1.7倍程度の性能向上となります💻

この便利な機能を、安く利用できるというこが、SE2導入企業が多い理由です❗

引用元:実践!! 高可用性システム構築 ~RAC詳細編 ~

 

こんな重要な SE RAC が使えなくなるのっ?!え~?!

Oracle Database 18c ではサポートされていました。

18c のマニュアルでは、SE RAC がサポートされていました😢

引用元:docs.oracle.com

じゃあどうしたら良いの?何から検討すれば良いの?💦

大丈夫です🤗
まずは、3つのステップで次期構成を検討していきましょう🤗
なんだかんだで、やはりコストに目がいってしまいますが、実は機能要件が最も重要だったりします。

①要件の検討
●コスト
●DBの用途
●データ処理
●機能要件

②Editionの検討
●EE? SE2?

構成の検討
●物理? Cloud?
●EE RACHA? 複製? Single?

考えられる対策案❗

いくつか対策案がありますので紹介します🍀
他にも案はあるかと思いますが、一旦大きく考えられる対策案として。

●EE (Enterprise Edition)にアップグレードする
●SE Singleにする
●Oracle Exadata Cloud Serviceにする
●Oracle 18c以前のバージョンを利用する

EE (Enterprise Edition)にアップグレードする

EEにアップグレードすることで、そのまま継続利用が可能です❗
止められないシステムの場合は、間違いなくEEへのアップグレードが必須です。
費用がかかる分、とってもメリットが大きいですね🍒
通常の物理環境やExadata、ODA、OracleVM、Oracle Cloudを用いて環境構築する案があります。

 

メリット デメリット
●パラレル処理による処理速度の圧倒的な向上
●標準機能で運用改善が可能
●大容量データやセキュリティの高速処理を実現(オプション)
●追加ライセンスが必要

ライセンス費用は大きく上がりますが、メリットの方が大きいです😆
EEにアップグレードされる企業様も結構いらっしゃいます。

当社では、リーズナブルにOracleライセンスも販売しています💗

 

 

SE Singleにする

できればコストをかけずにいきたいですよね。
この案を採用される企業様も多いのではないでしょうか?

もし、RAC ほどの可用性が不要ということであれば、Singleにすることも一つです。
Active-Standby型のHA構成として利用するのもありですね🤗
十分に障害や計画停止に対応できます❗

 

Active-Standby型のHA構成とは、1つのノードをActiveとしてデータベースを起動し、Active側が障害または計画停止した場合、Standby側のデータベースを起動してサービスを継続できます👀
サービス停止時間は RAC の方が短いです!

メリット デメリット
●そのままのライセンスで継続利用可能 ●障害がおきても、可用性がない(Dbvisit Standbyを使う等の対応策あり)
RAC に比べてパフォーマンス劣化の可能性がある

しかしながら、SE RAC からSingleになるため、みなさま、性能への懸念があるかと思います💦

当社に相談頂ければ、豊富な構築実績と多数の性能改善事例を元に、DBサーバ パワーを最大限に引き出す設計を行う事が可能です🤗❗

プラチナホルダーが腕を振るいますよっ👀

 

バックアップ用のDBをアクティブではなく、スタンバイにすることで選択枠が増えます。
例えば、災害対策環境ソフトDbvisit Standbyを用いるのもありですね❗
最新機能のAuto FailOverやSnapshot Databaseなど魅力的な機能がそろっており、
これ一つで「HA化」「DR構築」「テスト環境」が可能です。

 

Oracle Exadata Cloud Serviceにする

ここで物理からCloudへのお話です。
みなさんはOracle Exadata Cloud Serviceをご存知でしょうか?
こちらもなかなかおススメのもので、なんとExadataとOracle Cloudを組み合せた機能を使うことができます😆
Oracle Databaseで使用できる機能と操作のフル・アクセス権限がある一方で、Oracle社がExadataを所有、管理します。

当社もこのOracle Cloudへの移行を推奨しています🍄

メリット デメリット
CPU/Memory/Storage 全て拡張可能
●構成変更が容易
●EEを使用可能
●インフラ投資が不要となる
●運用コストを抑えられる
●移行が必要
●費用は内容によって上がるor下がる


引用元:最高のExadata基盤をクラウドで活用しよう

当社ではOracle Cloudへの移行事例も複数ありますので、お気軽に相談ください🌸
Oracle Cloudの費用見積は、こちらのページからお客様ご自身でも可能です。

Oracle 18c 以前のバージョンを利用する

あまりおススメできませんが、案として。。。

メリット デメリット
●そのままのライセンスで継続利用可能
●システム変更がそこまで大きくない
●19c を利用できない
●18c のサポート期間が短い

じゃあOracle DB をやめる!となっても、Oracle DB にしかない機能もありますし、他DBへの切り替えはリスク含め現実的ではないでしょうね。。。💦

まとめ

当社としては、以下3ついずれもおススメですので、みなさまの状況に応じてマッチするものを選定頂ければと思います。
何にプライオリティーを置くかにもよると思います😊

●EE (Enterprise Edition)にアップグレードする(機能重視)⬆
●SE Singleにする(費用重視)💰
●Oracle Exadata Cloud Serviceにする(機能重視、インフラ投資なし)💻

もし、お悩みでしたら、設定値を確認します!

以上が対策案ですが、参考になりましたでしょうか?
どうしたら良いかわからない、費用や機能比較を知りたい等、お困りでしたら、一度ご連絡ください🤗
DB処理状況、必要な情報の整理を一緒に行い、構成を考えます。
お気軽に相談くださいね❗

お問い合わせはこちらからどうぞ🍀

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DBひとりでできるもん運営チーム
DBひとりでできるもん運営チーム
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