はじめに
はじめまして!2019年に新卒で入社した、技術チームの たくみ と申します。
入社してからは主にOracleDatabase関連の構築作業に従事しています。
今回は当社が構築させて頂いた、Oracle Database Appliance(以下ODA)の概要についてご紹介させて頂きます。
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今回はODAについて、よろしくお願いします!
ODAについて
ODAはORACLE社によって開発された、サーバ、ストレージ、ネットワーク、OS、ソフトウェアが統合され、Oracle Databaseに最適化されている製品です。
そのため、サーバとストレージ・シェルフのシンプルな構成となっています。
また、Single構成と RAC One Node構成および RAC 構成に対応しております。
似たような製品として、当社でも導入実績のある「Exadata」があります。
ODAはシンプルさが売り、
Exadataはとにかく高性能を求めるお客様向けです!
2021年3月時点におけるODAの最新バージョンはリリース19.9で、Oracle Database 19cに対応しています。
また、ODAのハードウェアモデルはSingle構成向けにX8-2S、X8-2Mの2種類、
RAC One Node構成および RAC 構成向けにX8-2HAの1種類のモデルがあります。
下記画像は、RAC構成のODA X8-2HAのものになります。
Oracle Database Appliance X8-2-HAフロント・パネル
番号 | 説明 |
---|---|
① | サーバー・ノード1(ホストの2号機) |
② | サーバー・ノード0(ホストの1号機) |
③ | ストレージ・シェルフ(DE3-24C) |
④ | オプションのストレージ拡張シェルフ(DE3-24C)* |
*④のストレージ拡張シェルフはODAの基本ストレージの容量より
多くの容量が必要な場合に追加できるストレージです。
ODAは要求に合わせて3種類から選べて、
必要に応じてストレージシェルフを追加できるのですね
ODAのメリット
高いパフォーマンス
ODAはハードウェアからソフトウェアまでがORACLE社によって選定されています。
そのため、Oracle Databaseに最適化されたハードウェア設計がされており、高いパフォーマンスが実現されています。
導入期間の短縮
ODAはOracle Databaseに最適化されたハードウェア設計がされています。
そのため、ディスク設計やOSの設計作業をほとんど行う必要がありません。
また、構築作業についてもアプライアンスの作成を行うことでOS部分やインストールの作業を実施する必要がありません。
これらの要素により設計、構築含む導入期間の大幅な短縮を実現しています。
シンプルな運用管理
ハードウェア、及びOracleソフトウェアにパッチを一括適用できるバンドルパッチが存在し、アップデート作業が容易です。
また、すべてのサポートがORACLEから一括提供されています。
さらに、同一構成のシステムが世界中で稼働しているため安心感があり、様々なケースに対応できるノウハウが蓄積されています。
コストの削減
導入期間の短縮により、導入費用の削減が可能です。
また、シンプルな運用管理ができるため、運用費用の削減も可能です。
必要な可用性レベルに合わせて選択可能なDatabase構成
ODAでは可用性レベルの高い順に「 RAC 」「 RAC One Node」「Single」の三つの構成を柔軟に選択することが可能です。
メリットがたくさんありますね
まとめ
ODAはORACLE社によって開発された
ハードウェアからソフトウェアまでがOracle Databaseに最適化されている製品であり、高いパフォーマンス、導入期間の短縮、ORACLE社の一括サポートによるシンプルな運用管理を実現しています。
そのため、下記のようなご要望をお持ちのお客様におススメです。
- 導入費用を削減したい
- 導入期間を削減したい
- 低コストで高いパフォーマンスを実現したい
- 運用・保守の体制をシンプルなものにしたい
- 世界中で実績のあるシステムを使用したい
ODAの概要の説明はいかがでしたでしょうか。
ODA構築、相談がございましたら、是非当社にお問い合わせください。