Dbvisit Software Limited さま との対談

こんにちは、Dbvisit Standby製品チームです。

今回はDbvisit Software Limited社が当社へ来社されて、Timさん、Janさんと対談致しました。
とても素敵なお話が聞けましたので、数回に分けてご報告させていただければと思います。

江川自ら執筆しています!
Dbvisit Partner of the Year Award 2022を受賞しました!も是非ご覧ください!

対談者のご紹介

氏名 Timさん(ティムさん)
役職 Dbvisit社 マーケティング部長
全世界のマーケティングを担当しています。お客様の声を聴いて、製品にどういう機能や、どういう市場を目指していくかを検討されている部署の責任者。
技術者と製品を作りながら、お客様に簡単に理解いただけるよう、日々 プロダクト マーケティング活動を実施されています。
在籍 普段はニュージーランド 本社におります。
人柄、経歴 昔は日本メーカーにも勤められていたため、流ちょうな日本語を話します。
とても社交的で初めてお会いした時から親しみが持てます。

 

氏名 Janさん 日本人は「ジャンさん」と呼びますが、Timさん達は「ヤンさん」と呼んでいました
役職 Dbvisit社 CSM(カスタマー サクセス マネージャー) コンサルタント(技術の方)
在籍 普段はチェコにおられます。本社はニュージーランドですが、チェコでも開発が行われているとは驚きでした。
人柄、経歴 Dbvisit Standby でスイッチオーバー(災対DBへの切替)の実装をされたと聞いております。
ご本人様いわくとても難しかったと。
基本的に英語での会話になりますが、とても丁寧に単語を選んで会話してくださいます。
温かみのある方です。

Dbvisit 社の方はどなたも素敵な方ばかりですね!

Dbvisit Standby誕生の秘話

さて、記念すべき第1回目のテーマはDbvisit Standby誕生の秘話です。
どういう「想い」でどのように「社会貢献をしたく」誕生され、今に至るかお話を伺いました。

現在、Dbvisit Standby世界120ヵ国 以上、1,300システム以上に導入されております。
アメリカはもちろん、ヨーロッパ、アジアとグローバルスタンダードのNo.1を目指しております。
我々のようなパートナー企業も日本では3社貢献させていただいておりますが、グローバルでは、200社になるとの事でした。

きっかけは大規模障害からの復旧でした

世界中で使われているDbvisit Standbyがどのように誕生したのか教えていただけますか。

Dbvisit Standby初期メンバーは、大きな銀行で元々DBAとしてお手伝いする仕事をしておりました。
金融系なので、災害対策環境(DR環境)や、大事な Oracle Database の Backup も存在しておりました。
当時は、Scripts で災害対策環境と同期をしていました。

ただ、Scripts は知らない方が作成されたもので、非常に動作に不安があるものでした。

ある日、大規模な障害が発生し、災害対策環境へ切り替えるか、バックアップからリストアするかの選択を迫られました。

  • 知らない人が作成したScriptsで戻すか
  • 実績のあるバックアップからリストアするか

判断になります。

結論として、Scriptsで戻して二次災害が怖いため
実績のあるバックアップからリストアする選択を行いました
数日間のダウンタイムがありましたが、無事に復旧する事ができました。

こういう状況にならないように、
「簡単に復旧でき」「実績のある」「絶対に安全」なツールを作成したい
という想いからDbvisit Standbyが作成されました。

Dbvisit Software Limited 社はお金儲けをする事よりも、
「お客様と長期的な関係を作っていきたい、Dbvisitファンを多く作っていきたい」
という強い想いのある技術者集団として、誕生いたしました。
開発のコアメンバーは Oracle ACE の方が開発されているため、Oracle Database との親和性も非常に高いです。

我々も「お客様の隣にシステムサポート」とキャッチコピーを元に活動しています!
世界の垣根を越えて、想いは同じでうれしいです。

Dbvisit Standbyマインド 大事にしている事

一番重要な事 信頼性
製品マインド 絶対に動く、問題少なく、使いやすい
有事の際は、お客様が失敗できないように作っています!

基本的に3クリックでどの操作も行えるので、直観的にわかりやすいです

Oracle / SQLServer / PostgreSQL と 複数のデータベースをサポートするに至った経緯

きっかけはお客様の声

Oracle / SQLServer / PostgreSQL と 複数のデータベースをサポートするに至った経緯を教えていただけますか。

きっかけはお客様の声でした。
Oracle Database の 災害対策製品としてグローバルに展開されてきたDbvisit Standbyですが、
7年前くらいから、SQLServer も組み込んで欲しいと、お客様より強い要望が出てきました。
また、数年前から、PostgreSQL も組み込んで欲しいと、こちらもお客様からの強い要望によるものになります。

グローバルではこのようなユーザ様からの声があり
Dbvisit Standby MP (Dbvisit Standby MultiPlatform) として、
複数のデータベースを 「共通のGUI」「直観的」な操作性(基本3クリック程度で1つの処理は可能)による統合管理ツールとして進化していくことになりました。

Oracle Database は災害訓練をしないといけないという認識がお客様に多くある事から
スイッチオーバーDRテストの機能は必要になります。
また、Dbvisit Standby では差分同期の機能があるため、データ欠損時でも初期同期は不要となります。

これらの Dbvisit Standby の機能メリットがお客様に対し浸透してきているため、現在は高く評価されてきています。

PostgreSQLもOracleと同じ認識のお客様が多いため、浸透するのではと考えてます。

SQLServer PostgreSQL
お客様がお困りの点 ・災害対策は難しいから、バックアップしか取得していなかった
・1年の内に何度も初期同期が必要だった
・問題発生時に気が付かないユーザ様が多い
・スイッチオーバーのように切替訓練ができない
・モニタリングの機能がない
・DBの状態がわかりにくい
データベースの市場 ・SQLServer はリプレイス時も SQLServer を選定される ・Oracle Database ⇒ PostgreSQLの会社もある
・複数の異なるデータベースを専用のGUIで統合してほしい

リリースの優先順位の決定

リリースの優先順位はどのように決定したのでしょうか。

新しいデータベースを組み込む前に「Snapshot Database」の 機能をリリースする事を決定しました。
この機能は、Oracle Data Guard と 同等の機能が Standard Edition2 で実現可能な機能となりました。

日々、新たに組み込みたい機能やデータベースの一覧があり、技術、マーケティングなど総合的に判断されて、
リリース時の優先順位が決定されております。

その後、SQLServer の組み込みを実現する事が決定し、現在は全世界で多数のお客様のシステムに導入されております。

どの世界でも
お客様の声と
担当者の情熱と
小さな勇気があれば
何でも実現できる気がしてなりません

最後に

Dbvisit Standby は 複数のマルチDB を
1つのWebコンソールから「操作 / 管理 / 設定」が可能な「DRソリューションの世界一」を目指しています!

日本国内では2023年12月27日にPostgreSQL版がリリースされました。
今後のリリース予定は以下の通りです。

Oracle Database 既に対応済
SQLServer 2022年07月
PostgreSQL 2023年12月27日リリース!
MySQL 2025年


以上がDbvisit社のインタビュー内容でした。いかがでしたでしょうか?

Dbvisit Standbyに興味を持たれましたら、お気軽にお問合せ下さい!
お客様事例がマイナビニュース様にも掲載されました。

第2弾は2024年2月に公開予定です。お楽しみに!
特設ページ技術解説ページも是非ご覧くださいね。

投稿者プロフィール

DBひとりでできるもん運営チーム
DBひとりでできるもん運営チーム
「DBひとりでできるもん」運営チームです。
「親しみやすさと技術力」をテーマに、技術情報・サービス・インフラ系資格取得に役立つ情報、社員等の情報をお届けします。
70名弱の事業部員で鋭意、執筆中です。
少しでも当社を知って頂けるよう、愛情込めて頑張ります!
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