目次
はじめに
みなさん、こんにちは。
Dbvisit Standby製品チームです。
Dbvisit Standby の新バージョンVer.10が5月に国内でリリースされましたので
今回は新機能や前バージョンからの変更点などをご紹介します。
Dbvisit Standby はプライマリサーバからスタンバイサーバにアーカイブログを転送・適用をしてデータ同期をすることができる、Oracle Database Standard Edition 向けの災害対策ソフトウェアです。
Oracle Database Enterprise Edition の DataGuard のような役割をStandard Editionライセンスで担うことができます。
以下特設ページにて詳細な製品説明をさせて頂いておりますので、是非ご覧ください。
Dbvisit Standby 特設ページはこちら💻
Dbvisit Standbyの取り扱い開始以来、多くのお客様よりお問い合わせを頂いております‼
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください📭
Ver.10の新機能!
DBマルチテナント環境のサポート
最大3つの PDB のデータ同期が可能になり、運用中の PDB 追加・削除にも対応しました。
Reporting Replicas and Dev/Test Snapshots
こちらは従来の Snapshot Option と同様の機能です。詳細は後述します。
※2021年5月時点では、Linux環境限定の機能となります。
ネットワーク処理の向上(Dbvnetの機能強化)
ネットワーク処理の改善、リモート実行エラーが自動解決されるようになり、耐障害性が向上しました。
目玉機能が三つあります‼
要チェックです
Reporting Replicas and Dev/Test Snapshotsとは?
従来のバージョンでは有償オプションだったSnapshot Optionが標準機能となりました。
Snapshot Option はスタンバイデータベースから手軽に開発環境を作成できる便利な機能です。
すでにVer.9の環境でSnapshot Optionの機能を使用されている場合、
Ver.10へアップグレードすると翌年のサブスクリプション費用から無償となります。
詳細につきましては、過去の記事「【Dbvisit Standby】Snapshot Databaseってなぁに?」をご覧ください。
未導入の方も、この機会にぜひ記事をチェックしてみてくださいね。
Reporting Replicas (旧: Snapshot Group / スナップショットグループ)
- スタンバイデータベース を使用して、2つ以上(最大4つ)の読み取り専用スナップショットを作成する機能。
- データベースのコピー(スナップショット)の作成・削除を設定した間隔に基づいて自動で行う。
- READ ONLYモードでOPEN可能。
Dev/Test Snapshots (旧: Single Snapshots / シングルスナップショット)
- スタンバイサーバでデータベースのコピー(スナップショット)を作成し、別の独立したデータベースとして変更などができる機能。(1つだけ作成可)
- データベースのコピー(スナップショット)が必要になったら作成、不要になったら削除を手動で行う。
- 2つのモードでOPEN可能。
- READ WRITEモード:アプリケーション開発や、データベース運用作業のテストなどに活用可能。
- READ ONLYモード:スナップショットのデータからレポート作成、データ抽出などが可能。
旧バージョンで有償だった機能が標準機能になったのですね!
Ver.9.0.20からの変更点
Ver9.0.20からVer10への変更点は下記の通りです。
- 「データベースの管理」画面のホストのステータスが即時更新
- スナップショット取得時に DB_DOMAIN の設定が可能
- Dbvisit Reporting Replicaのスナップショット取得間隔の設定が、秒単位から分単位に変更
管理コンソール画面表示差異
Webブラウザベースの管理コンソールは従来のバージョンと同様にご使用頂けます。
Ver.10ではテーマカラーの色合いが少し濃いめの青色になりました!
また、Ver.9の画面右下の 「STANDBY SNAPSHOTS」 のアイコンですが、
Ver.10では 「Reporting Replicas」 と 「Dev/Test Snapshots」 で分かれて表示されております。
それぞれの画面についてもご紹介します。
ホーム画面の比較
Ver.9.0.20
Ver.10.0.0
Reporting Replicas and Dev/Test Snapshots(旧Snapshot Option)画面の比較
Ver.9.0.20
Ver.10.0.0
パッと見やすいGUIの画面で、運用・操作も簡単そうです!
最後に
当社 Dbvisit Standby製品チームでは最新バージョン(Ver.10)での社内検証も実施済みです!
最新バージョンの構築についてもお任せ下さい。
今後も Dbvisit Standbyの最新情報をお届けしてまいりますので、
当ブログ 「DBひとりでできるもん」を宜しくお願い致します。
Dbvisit Standbyの機能や利用方法・導入・費用については、より詳しい説明をご希望の方は、
どんな些細なことでもお気軽にお問合せ下さい🤵
社内に保守体制もあり、Dbvisit Standbyに精通した専門の技術者が運用のお悩みにお答えします。
構築についても『この環境・構成でも問題なく利用できるか』など是非お気軽にお問合せ下さい。
ここまでご覧頂き、ありがとうございました😆
投稿者プロフィール
- Dbvisit Standby2024年12月20日【Dbvisit Standby】チュートリアル_サポートパッケージ
- 23ai2024年12月19日【Oracle 23ai 新機能】読み取り専用ユーザを使ってみました
- Oracle Cloud2024年12月5日OCI ブロック・ボリュームのパフォーマンスについて検証してみた!
- 23ai2024年12月4日【Oracle 23ai 新機能】True Cacheを紹介・導入してみました